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ut視点
ゾムさんが戦争で大怪我を負ってしまい、眠り続けている
俺はどうしたらいい?
あなたをサポートするのが俺の生きる理由で
生きる希望だったのに
はやく、目を覚ましてよ
過去ut視点
「ハァ、、、」
吐息と一緒にでる煙
月光で照らされるそれは
ゆらゆらとゆらめき、幻想的で
儚く、消えていく
俺もこんなふうにに消えれたら
なんて、考えて
カンカン
と、上ってくる足音が
そちらに目を向ければ、緑をまとった男がいた
「ゾムやん、なんかあった?」
笑みを浮かべ問う
zm「、、、せやなぁ、特に用はないんやけど」
少し驚いた様子だったが、気の所為だろう
zm「なんで、こんな所におるん?」
「、、、何となくかな?」
zm「ふーん」
冗談っぽく言ったらそれっきり何も聞かれなかった
彼は横に来ると言う
zm「俺はな、大先生、少し夜風に当たりたくてきたんやで」
「それがどうしたん?」
zm「大先生はちゃうの?」
「、、、そやで、ちょっと涼みたくてな」
zm「本当の事は教えてくれんの?」
「え、、、」
正直、驚いた
普段、周りを気にしないように振舞っていた彼に見破られるとは思いもしなかったから
もし、彼に相談したら、、、
「俺さ、この国の役に立ててるんかな?ハッキングだってショッピが居ればいいし、サポートもさ無くてもみんな行けるやん?書類も俺はガバリまくるしさ」
気づいた時には、ペラペラと口が回っていた
「俺なんて、いらんよな」
最後の呟きが夜風に溶ける
「ごめん、こんなん言われてもやんな、忘れ」
zm「俺は、大先生、必要やけどなぁ」
「、、、え?」
zm「俺は人見知りで、あまり人と上手く喋れんけどさ、大先生が架け橋になってくれてるやん?そのおかげで仲良お出来てるし、サポートだって、俺の脳溶けがあった時、あんな完璧に対応してくれるんは大先生だけやで」
「でも、」
zm「でも、やない、俺のサポート出来るんは大先生だけやで?大先生がおらんくなったら、俺まで無能になるわ」
ゾムの言葉
これは確かに俺が欲しい言葉だった
それでも、生きていたらきっとガバって迷惑を、、、
zm「!そうや!そんなに不安ならさ、俺のサポートだけ考えたらええやん」
「つ、つまり?」
zm「俺はお前が必要なんやから、お前も俺を必要にしてってこと!自分が戦うんじゃなくて、俺に頼れってこと!」
「いいんか?それでも」
zm「俺がいいって言ってんねん!で、どうなんや?」
良いのだろうか?頼ってしまって
余計に存在価値が無くなるのでは?
ゾムを伺う
顔はボーリングの玉で隠されて見えないが、こちらを真っ直ぐ見てきてるのが分かる
分かるほどの視線
これ程、感情のこもった視線を向けれる人は少ない
そんなすごい人のサポートを出来ていて、信用されているなんて
そんなん、そんなんさぁ
「ええやん、任せるわ」
zm「おう!こっちもサポートは任せるで!」
月光が淡く光る中照らされた俺の顔はきっと
悪い顔をしていることだろう
そこには、なんの不安は無い、疑問は無い、純粋な
歓喜のみ