sho視点
ゾムが戦争以来、目を覚まさない
起きてや、お前は俺たちの希望やねんで?
星が消えたらどうしたらええねん
何をしてきたか分からんくなってまうやんか
過去sho視点
徴兵令が出た
この村の成人男性、170cm以上が軍に入らなければならない
帰るには、勝つしかない
勝たないと、家族も殺すと言われてしまった
俺達が配属されたのは、mzyb国
新興国家であるここは争いが絶えなくて
いつしか、生きてる同郷の者は片手で数えられる程
そんな中で、ゾムは
zm「俺らが死んだら、みんな死ぬんやで!」
喝を入れてくれた
この時、ゾムはまだ成人したばかりで新しく配属されてきたのだ
「感情なんかで、出来るもんか、それやったらもう安泰やねんここは」
つい、噛み付いてしまった
zm「そうか?」
「え?」
その時、初めてちゃんと彼の顔をみた
目は細められ、口角が上がり、そこからギザ歯がみえた
笑っている
そう理解するや否や、俺は信じられなかった
大切な人から離されて、辛いはずやのに
どうして、こんなに輝いているのだろう
ウーーーーー
けたたましく鳴り響く、警報音
敵が攻めてきたのだ
「やば、はよ行かんと」
zm「どこなん?」
「え?えーと、この音は正面やな」
zm「OK!」
「ちょ、一人で行くなや!」
場所を確認すると1人走り出した彼
背中が大きく感じるのはなんで?
着いた時は思わず息を飲んでしまった
それ程までに美しい
緑を基調とした彼に鮮やかな赤が描かれていく
触ったら燃えてしまいそうな炎に見える血飛沫
俺達は立ち尽くすしかなかった
戦闘が終わるとそこは、赤にまみれていた
少し黒かったりもした
そんな中で立つ緑は何よりも美しく、鮮やかだった
zm「みんな!来てたんや!」
「ま、まぁな、お前強いんやな!これやったら帰れる日も近いかもな!」
mb1「そうだな!お前がいれば帰れる気がする!」
mb2「お前は俺達の希望の星だ!」
この日はこの後のことをよく覚えていない
でも、もうすぐで帰れそうな感じがして浮き足立っていたのは分かる
空はそんな俺達を表すように晴れ渡っていた
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