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角名は止めようとしたが2人は猛ダッシュで走った
角名「はぁ…あいつら早すぎだしょ…」
銀島「まぁ聞けるタイミングはまだ全然あるし大丈夫や、」
部活の時間侑と治は遅れてしまった、
それで急いで着替え体育館へ向かう
侑「すみません!遅れました」
治「すみません」
北さん「侑、今日は休んどき」
いつもは怒る北さんだが何故か怒らなかった、だが何故侑を見学させたのだろう、
侑「え、なんでですか?どこも怪我してませんよ?」
北さん「ええから、見学しとき」
侑は北さんの圧にやられ大人しく見学する。治も侑の横でみんなのバレーを見ることになった
侑「サムーなんで俺ら見学させられたん?」
治「俺が知る訳ないやろ」
侑「俺らどこも怪我してへんし、体調悪ないしぃ…」
治「まぁ…考えるだけ無駄やと思っとき」
部活が終わると、みんな着替えて帰って行く、
けど、いつも真っ先に帰る角名が珍しく片付けをしていた
侑「角名珍しいやん残って片付けなんて」
侑「俺ら、先着替えとくで〜」
角名「うん、分かった」
侑「サム行こー」
治「はいはい」
みんなが先に着替え2人で着替えていると、
何分かたって、角名が来る
侑「お、角名やん結構はよ終わったな〜」
角名「うん、速攻で終わらせてきた」
侑は気になる事が増えた、何故角名はやりたくもないのに、やらなくてもいい片付けを最後までやったのか、何故北さんが俺らの事を見学させたのか、
侑「なぁ…サム〜俺ら見学なら着替えた意味なかったよな(笑)」
侑「着替えるのめんどいし着替えんだけば良かったわ(笑)」
そうやって着替えていると角名が口を開き言う
角名「ねぇ…侑さ、朝から」
角名「ずっと…」
角名「ずっと…」
角名「ずっと」
侑「へ、?」
侑は混乱していた、誰って治以外に誰が居るのか分からなかった、
侑「だ、誰ってサ…」
言いかけた瞬間角名が言った
角名「治は二日前に亡くなったじゃん」
角名「二日前の夜中に信号無視した車にひかれて……」
それを聞いた侑急いで隣を見るするとさっきまでいた治の姿はなかった…
侑「う、嘘や…さっきまで居ったやん…朝も起こしてくれたやん…」
侑は泣き叫びながら言う
侑「なぁ…なぁ…!治…!どこに居るんや…」
侑「朝から…居ったやん……」
侑「嘘って言うてや…いつもみたいに、笑って」
ポロポロ涙を垂らす侑を角名は優しく抱きしめる
角名「大丈夫だよ…治はどうせ空の上でケラケラ笑いながら侑の泣く姿見てるから…」
角名「治が来てくれたんだよ、侑が起きた瞬間誰も居なくて悲しまないように…」
そう言われると侑は、さらに泣きながら笑顔で答える
侑「そうなんかなぁ…そうやったら嬉しいわ…」
侑はその時全てを思い出した、朝に見た夢を、
いや、夢と現実がゴッチャになった夢を…
夜に治が信号無視した車にひかれ、
侑がそっから…寝込んでいた事を…