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あれは、私が中学生の秋頃だった 。
気候的には過ごしやすいはずなのに私は過ごしにくかった。
廊下ですれ違うとき、教室でふと目が合うだけで心臓が激しく動き出す 。
その心音は私の耳にだけ聞こえ周りの賑やかさをも消し去る程だった 。
私のクラスには他のクラスからもリーダー的存在と言われる程の中心人物がいた。
彼等は私のある理由をネタとして毎日突っかかってきた 。
小石を頭に投げられたり、消しカスを投げられたり
しかも彼等は周りにも言いふらし始めた 。
男子にも女子にも容赦なく 。
元から独りは好きだったが独りになりたいと独りになるのは違うなって思った 。