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コメント
7件
筋肉痛は辛い‼️頑張れ執事‼️
筋肉痛でって絶対ハナマル しかいない
番外編16 『みんなで鬼ごっこ!?』後編
前回のあらすじ
さて、執事も続々と捕まり、残っているのは
バスティン、ボスキ、フェネス、アモン、
ナック、ミヤジ、シロとなった。
鬼たちは全員捕まえることができるのか!
それとも逃げる側の逃げ切りか!
『はぁ、はぁ…。』
『主様大丈夫ですか?』
『少し疲れたかな…。』
『それなら無理せず休んでてください。俺たちが捕まえますから。』
『でも…。』
『心配いりませんよ!主様!残りは7人ですから、僕達で捕まえます!』
『ラムリ…。』
(みんなが頑張ってるのに私だけ休むってのはな……。あ、そうだ。)
『いいこと考えたんだけど…。』
一方その頃――。
『実を言うと主様に捕まりたいな。』
『バスティンは正直っすね〜まぁ俺もなんすけど。』
『主様の頑張ってる顔が好きなんだろ?お前は。』
『ボスキもでしょ。さっき追われてた時捕まるか捕まらないかのギリギリを攻めてたし。』
『主様に捕まるなら本望というものですね。』
『まぁまぁ。主様も真剣にやってくれてるし、程よく力加減はするつもりだよ。』
『ふん、我は手を抜くつもりは無い。』
と、その時――。
『お前たち見つけたぞ!』
『げっ!ハウレスお前いつの間に!』
木の上からみんなを見下ろす。
『四方八方に散れ!お前ら!』
『は、はいっす!』
ダッダッダ……!
『ラト!聞こえるか!そっちいったぞ!』
『えぇ。ちゃんと聞こえましたよ。主様。出番です。』
『うん!』
『はぁ、はぁ。あれ、こっちにラトさんがいるんじゃ……。』
『油断すんな隠れてるかもしれないだろ。』
『あ、上!』
『皆さんまとめて確保ですよ♪』
上からラトが降ってくる。と、その次の瞬間――。
『きゃー!』
『『『主様!?』』』
『ボスキ!受け止めて!』
『はぁ!?』
ガバッ!
ボスキはタイミングよく私を受け止めた。
『ったく……何してんだよ……。』
『ふふ、やっぱり受け止めてくれると思った♪』
『は?』
タッチ(*・ω・)ノ
『は?あ……。』
『えー!そんなのありっすか!?』
『ラトに気を取られた……。』
✺╰(*◎ο◎*)ポンッ
『アモン君、フェネスさん、確保です。』
『『あー!!!』』
なんという作戦なのでしょうか。この主様は策士です。
(作戦通り。)( ◜︎︎𖥦◝ )
見てくださいこの悪い顔を。
残り4人。
『ボスキさん達は捕まったみたいだ。』
『3人同時に確保とは……。』
『残ってるのはもう私達だけだね。』
『どんな作戦をしたのかは知らんがあやつのことだ。きっと何か……。』
『キツネ野郎見つけたぞ!』
『ナックみっけー!』
『見つけましたよ、ミヤジ先生。』
『シロ、見つけたぞ。』
『『『『!!』』』』
『お前ら行け!逃がすなよ!』
一方その頃――。
『あの、ボスキ……下ろして…。』
『…断る。』
『っ……。』
『あの、フェネス君、主様ボスキ君に何を……?』
『えっと、ラトと主様が木の上から落ちてきて…それで主様に受け止めてと言われて同時に確保されたんです。』
『作戦の一つだったみたいっすけど、ボスキさんにとっては許せないみたいっすよ。』
『私たちの主様に対する忠誠心を試されたということですか…。』
『ごめんってボスキ…この体制恥ずかしいしみんなみてるし…』
『俺は構わねぇよ?』
『っ…』
ボスキはニヤニヤと私を見つめる。
(誰か助けて……。)
『ピピー!!そこまでだ。』
『はぁ、はぁ、もう終わりか……?』
『くっそー!あと少しだったのに!』
『えぇ?もう終わりー?』
『残念でしたねラムリ。』
『フフ、流石ミヤジ先生です。早かったですね。』
『ラト君も中々だよ……。』
『流石シロだな。』
『渓谷の民はこれくらいでへばらないからな。』
そしてみんな息を切らして庭へ戻ってきた。
『主様私にもう1回抱きついてきてもいいんですよ?』
『ルカスさん今主様は俺の腕の中にいるんです。邪魔しないで貰えませんか?』
『2人とも近い……っ。』
『ボスキお前何して……』
『ルカスお前何してるんだ。』
『うるせぇぞハウレス。負けた奴の特権だ。』
『やだなぁミヤジ。ヤキモチ?』
『『(╬ ˙-˙ )』』
ジャキッ
『ボスキ剣を構えろ。』
『はぁ?』
『ルカス、武器を出せ。叩き斬る。』
『え、ちょ、ミヤジ…?』
2人はボスキとルカスを追いかけ回して行く。
『やれやれ……。』
『みんなお疲れ様。楽しかったね♡』
『まぁある意味ドキドキはしたっすけど……。』
こうして、白熱した鬼ごっこは幕を閉じた。
後日。
筋肉痛で悶絶する30代が発見された。
次回
番外編17 『主様が誘拐されてしまった!?』前編