テラーノベル
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Prologue
この世界では、人と目が合うと「その人への好意」が数字として頭の上に浮かぶ。
誰かに少しでも好意を持てば、数字は静かに上がっていく。
優しさに触れれば「56」
笑い合えば「412」
好きが募れば募るほど、数は積み重なり――やがて「1000」に届くと言われている。
けれど、あっとくんの数字はいつも「0」だった。
どんな人と目が合っても、どんなに好かれていても、あっとくんの数字が変わることはなかった。
そんな先輩に、
俺――ちぐさのメーターは止まらなかった。
最初は、憧れだった。
そのうち、気になるようになって、目で追うようになって、声を聞くだけでドキドキして――
気づけば、俺の頭の上には「2456」
……なのに、あっとくんの数字はずっと「0」のままだ。
tg これが、片想いってやつか……
なんて、諦めかけていたある日。
ふとした拍子に、
ほんの一瞬だけ――あっとくんの頭の上に、「9999」が見えた気がした。
あれは、幻だったのかな。
それとも、本当の、恋だったのかな。
これは、「好き」が見える世界で、
“見えない好き”に出会ってしまった、俺らの恋の物語。
コメント
7件
続きが楽しみです!!
あ、あとちぐ、、、乁(°ω°`乁)マジ神✧*。(*´∀`)ノ ありがとうございます! 続きも楽しみ!!(っ ॑꒳ ॑c)