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🩷💛大学生です。
ただの大学生なのでM!LKには所属してません
「ごめん遅延で五分ぐらい遅れる。」
仁人からそう連絡が入ったのはついさっき。
今日は付き合い始めてから3回目のデートである。一回目は水族館、2回目は映画、そして本日3回目はうさぎカフェだ。
提案したのは俺で、うさぎにメロメロになる仁人が見たくて誘った。まぁあと普通に俺もうさぎ好きだし。
最初提案する時反対されると思ったが案外素直に承諾してくれてめちゃくちゃに喜んだ記憶がある。
先程仁人から遅れると連絡が来ていたけどまだ集合時間の15分前だし連絡しなくていいのに、なんて思いながらベンチに座ってゆっくりと仁人を待つ。
すると待っていた場所が悪かったのか女子高校生達数人がこちらに寄ってきた。まずいと思った時にはもう囲まれており、身動き出来ない状態になってしまう。
「あのお兄さん暇ですか、!」
「かっこよくて声かけちゃいました、 」
逆ナンというやつだろうか。俺はこういう時すぐ断れないからめちゃくちゃ困る。けど仁人はこういう些細な事で傷付いちゃうからここはすぐ断らないと。
「ごめん俺今待ち合わせしてんだっ…」
断ろうとした時誰かに後ろからガシッと腕を掴まれ、反射的に後ろを向くと腕を掴んだままフリーズした仁人が居た。
「仁人、?」
「…早く行くぞ。」
女子高校生を置いたまま駅に向かう。仁人はまだ俺の腕を掴んだままだ。
「ちょっ、仁人まって!」
「…なに」
「さっきの女の子は関係なくて、あっそういえば、おはよ。」
「…おはよう」
不貞腐れながらも挨拶は返してくれる仁人めちゃくちゃ可愛い。
「仁人、嫉妬してくれたの?」
「声掛けられちゃうくらいかっこいいお前が悪い。」
こういう時にだけ素直になれない所も仁人の大好きで愛おしい所だ。
「可愛いね仁人。助けてくれたんだ?」
「もう助けない。」
「ええ!助けてよ!」
朝こんなにぷんぷんしていた仁人だったがあの後うさぎカフェへ行き、想像通りうさぎにメロメロになっていて可愛かったが、自分が少しだけうさぎに嫉妬してしまったのはまた別の話。
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