コメント
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感動しました…!赤ちゃん生きててよかった…
ブクマ失礼しますm(*_ _)m
好きだべ()
(ฅдฅ*)コン… ฅ(•д•*ฅ)チャー♪
みんみん蝉です!
あの…?20倍ってぇえええっ!?秒で100行きましたけどぉおおぉおっ!?えっ!?これ、夢っ!?
( ゚д゚) ・・・
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚) ・・・
(つд⊂)ゴシゴシゴシ
_, ._
(;゚ Д゚) …!?
ちゃう…夢ちゃうわ…。リアルやったわ…。
え⤴︎ぐぅ⤵
それでは前置きはここまでにして
─ ✄ ─── キ リ ト リ ─── ✄ ─
仕事帰り雨が降ってきた。ギターが濡れないようにタクシーを拾って家の近くで降りる。
自宅に帰ると、部屋は暗くしんと静まり返っていた。
ころちゃんがいる筈だけど…。
そんな事を思いながらリビングに入ると、ころちゃんがソファに蹲って泣いていた。驚いて慌てて側に駆け寄る。
💛「ころちゃん…?どうしたんですか?」
💙「………僕、莉犬くん殺しちゃったぁ…ポロポロ」
💛「え?」
莉犬を…殺した…?どういう事…?
イマイチ状況が掴めず、ころちゃんに詳しく話を聞く。
💙「あのね…昨日、るぅとくんと莉犬くんが一緒にいる所見ちゃって…それで僕、早とちりで浮気してるって勘違いしちゃって…それで…今日…莉犬くんを……カッターで刺して、それから首を……ポロポロ」
💛「ころちゃん………」
💙「僕ね、警察に自首しようと思う……このままじゃ…るぅとくんにも迷惑かけちゃうし……ポロポロ」
ころちゃん…ごめんなさい。悪いのは僕なんです。だから、ころちゃんも莉犬も何も悪くない。僕が莉犬を誘わなければころちゃんは莉犬を殺すことなんて無かったし、莉犬は無事に赤ちゃんを産んでいた。二人を壊したのは僕なんです。だから…。
💛「ねぇ、ころちゃん」
💙「なぁに…?グスッ」
💛「二人で誰も知らない遠い遠い場所へ逃げませんか?」
💙「へっ?」
ころちゃんは優しいからきっと僕に迷惑がかかると思ってる。だけどそんな事無いよ。もっと迷惑かけてほしい。だって僕はころちゃんの恋人だから。
💛「二人で逃げましょ。ころちゃんは何にも悪くないんですから」
💙「でも…僕は……親友を………赤ちゃんを……ポロポロ」
泣かないで。寂しかったのはころちゃんなんだから。
💛「逃げましょ、ね。」
💙「いいの…?」
僕はころちゃんの両手をそっと握る。泣き腫らした赤い目で見つめるころちゃんは不安そうな顔をしている。
僕はころちゃんの手を引き、荷物を纏める。そして車に乗り込み、誰も知らない遠い場所を目指して車を走り出させた。
第一発見者と言う事で警察署に俺達は連れて行かれ事情聴取を受けていた。
しかし、さとみはまともに喋れる状態ではなく俺となーくんが変わりに受ける事になった。
一通りの説明を終え、取り調べ室から出るとなーくんと合流する。するとすぐに警察官の人に病院まで連れて行かれた。
緊急治療室の前の椅子にはさとみの姿が見えた。呼びかけても、乾いた笑いが聞こえるだけで喋ろうとしない。
すぐに緊急手術のランプが消えて、中から先生が出てくる。さとみを呼び何かを話していた。内容は聞こえなかったけど、さとみは泣いていて何かあったのか心配になる。
🧡「さとみ…?」
💗「………たって…ポロポロ」
🧡「え?」
💗「赤ちゃん…生きてたって…ポロポロ」
奇跡みたいな事が起きて、釣られて涙があふれる。そっか、まだ生きとったんやな…。無事で良かった…。
隣を見るとなーくんもボロ泣きしていて、ハンカチをさしだすと顔を覆って泣いていた。
先生に言われた場所に行くと、保育器に入った赤ちゃんを見つける。ホンマに生きてて良かった…。
赤ちゃんが生きていた。その言葉で俺の壊れかけた心がすっと軽くなる。
先生が保育器に入っているが会えるとの事だったので、急いでその場所に向かう。
ガラス越しに見える我が子にまた涙が溢れる。駄目だ…今日泣いてばっかだ…。
看護師さんが対面させてくれて、そっと抱きかかえる。早生まれなので体はとても小さかった。けど、その小さな手で俺の指を握る。とても愛おしくて優しく抱きしめる。しばらくして安心したのか、寝てしまった。元の場所に我が子を戻し、なーくんたちの元に戻る。
戻ると何やら看護師さんと話していて、俺が来たことに気が付くとペコリと頭を下げ付いてくるようにと言ってきた。
エレベーターに乗り、地下へと下る。ポーンと着く音がなり扉が開く。目の前は薄暗くとても同じ病院の中とは思えなかった。
『こちらです』と言い歩き出す看護師さんの後を追うと、遺体安置室と書かれた部屋に着く。看護師さんは迷う事なく、とある人物の前で止まる。
顔にかかっていた白い布を取る。その人物は莉犬だった。俺が見たときよりも綺麗な顔に戻っていて、まるで寝ているみたいだった。
💗「莉犬………」
頬に指を触れると、さっきよりもとても冷たくなっていて、もう莉犬はいない事を実感してしまう。また溢れそうになる涙をぐっと堪え、ありがとうございますとお礼を看護師さんに言う。
部屋から出ると、なーくん達が俺を待っていてくれていた。
💜「………これからどうする…?」
なーくんの問いかけに、全員が沈黙する。
確かに。まず俺は莉犬の分まであの子を育てなきゃならないのと莉犬を殺した犯人も探さなきゃならない。
💗「とりあえず、シングルファーザーとして頑張ってくわ。後は、犯人も探さなきゃならないし」
俺の一言にその場の全員が頷く。
莉犬、俺お前の分まであの子を幸せにするからな。まだまだそっちには逝けないけれど、どうかそこで見守っていてくれ。
🧡「その前にまずは葬儀場、抑えておかんと」
💗「なんか…色々急展開過ぎて、夢かなって思えてくるべ…」
ジェルの言う通り、莉犬を送り出さなきゃな。
─ ✄ ─── キ リ ト リ ─── ✄ ─
終わりですー!!
受験終わりに書くのは頭が回らん…
内容絶対におかしいわ…
それでは次作でお会いしましょう!!