僕の名前は佐藤 瑞樹。
どこにでもいる高校二年生。
この歳にして僕はぶっちゃけ一人暮らしをしているのである。
家事だっておそらく結構できる方だろう。
そして、今日から高校生活が始まる。
楽しみな部分もあるけれど大体は不安な気持ちでいっぱいだ。
そう色々考えていたらいつの間にかもう朝になっていた。
いつものようにカーテンを開けると、新学期らしい桜の花びらが宙を舞っている。
瑞樹は二階にある自分の部屋から1回のリビングに降り、朝食を作る。
そして新しい制服を着て、身だしなみを整える。
あと、忘れてはいけないこと。
洗顔や歯磨きもしっかりやらなければ。
色々と準備をしたら___
「行ってきます。」そう一言ついd
『行ってらっしゃい』
「ッ…」
気のせいだろうか。
亡くなったはずの母親の声が聴こえたのは。
瑞樹は母親を自分が小学生の時に病気で亡くしてしまった。
その日から瑞樹は希望を失ってしまったのだ。
母親のことを考えると胸が苦しくなる。胸の痛みに襲われながらも瑞樹は家を後にした。
瑞樹の家から学校までかなり遠いのである。
まあ電車を使うからそこまでかからないけ ど。
まあそんなことはどうでもいい。
そんなことよりも大事なことがあるのだ。
新しい生活に慣れて行けるかどうかだ。
友ができるかすら分からない。
そう思っていると、あっという間に駅のホームまで来ていた。
瑞樹は電車に乗って6つ目の駅で降り、 そこから歩いて約10分。
瑞樹は高校に着いた。
校舎の中に入り、クラス表の所へ行った。
「…」
やはり知っている人は居ない。
まあ誰も行かない高校を選んだのだから。
当たり前か。
そう思っていた____
瑞樹はクラスを確認して、その教室に入った。
周りには友達と同じクラスになれた子も居るだろう。
瑞樹はそっと自分の席に座った。
机の上に置かれている教科書の一つ一つに自分のな名前書き、それをロッカーにしまう。
瑞樹の席の周りには一体どんな人が来るのだろうか。
自分とは違う、いわゆる陽キャだろうか。
陽キャの人が周りに居るとやはり緊張感も増すし、気まずい空気にもなる。
それは嫌だ。
相手の気持ちまで悪くしてはいけない。
気づけば教室は沢山の人でにぎわっていた。
瑞樹はそこに混ざろうとはしなかった。
当たり前だ。
人とはもう…
関わりたくないのだから。
もうあの過ちは犯さない。
絶対に___
続く
主「♡よろしく!」
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