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病院に着いたあと診察してもらう途中で私は椅子から落ちて地面に強く頭を打ち付けた

医者)水華さん!?

看護婦)今すぐ担架を!


次に起きたのは病院のベッドで寝かせられていた

水華)……??

私は倒れた前後の記憶が無く…でも高熱で病院に来た、というのは記憶に良く残っていた

水華)えっと……??

前後の記憶を取り戻そうとしても全く記憶が戻らずコンコンと、ノックされ「はぁーい」と、返事を返すと勢い良く扉が開き高熱で判断が遅れ気づけば快斗がわたしを強く抱き締めていた

水華)え、あ…快斗……?どうしたの…?

快斗)バカか!お前診察中にぶっ倒れたんだよ!寝不足と栄養失調!それに高熱でぶっ倒れたんだ!おかげでお前はしばらく入院だ!

快斗は目に涙をいっぱい溜めて私を力強く抱き締めた

水華)……ごめん…

私の友達は同年代もいれば同年代の繋がりで年上と関わる事が多くなった…

だが、友達は私の体の異変にとても敏感で表面上の異変が一つでもあれば「早く〜…」なんてよく言う…

今回はその心配を無視続けた私への罰だ

水華)……ごめんね

快斗)謝るなら先ずは自分の体の面を心配して……

快斗はひとしきり泣いた後私のベッドに伏せて眠っている

水華)……

快斗の頭を撫でながらしばらく暇を潰しているとガラガラっと扉が開き扉の方に顔を見えると新一達と看護婦さんがいた

水華)あれ……

ポカンと口を開くと新一が「みずはぁー!!」とギャン泣きで私を抱きしめた

水華)んわぁ!?

新一は快斗以上に泣いてまた快斗の反対側でベッドに伏せて寝始めた

水華)……私母親になったのかな…

零)それよりもなんであんな無理してたの、お医者さんが言ってたよ、もうボロボロなのにさらにボロボロだって

零は私の隣に座ってだいぶ怖い顔をしていた

水華)……ごめん…

零)ゴメンで済まないよ、過労死の1歩手前だって、何があったの

陣平達も座って目を鋭くさせている

水華)…言ってないけど母親が少し働きづらいんだ、だから私が朝晩関係なく少しだけでも働いてるんだ

陣平)働けないって訳じゃないんだな?

水華)そう、父親はもう居ないから母親が本来は大黒柱になるんだけど事故の後遺症で左腕が動きにくいんだ…

零)そういう事ね…動きづらいって事は障害ってことか…

水華)……そう、だから健常者の私が死ぬ気で働いて……死んだら保険金を…って、考えてたの……

秀一)お前…

3人は怒りで震えているのか手が震えていた

水華)…身を削って働き詰めたらたくさんお金入るって…

何時間も…何時間も働けば給料でお金が入り私が死ねば保険金でお金が入る…そう思いずっとずっと働き続けた

でもガタはいつか来るものだ…

水華)……休んだらまた働きますし…休ませてください

そう言って寝ようとした時腕を捕まれ「まだ話は終わってない、お前は自分の体を大切にしなさすぎだ」と陣平から強く言われた

水華)……そう言われたって…母を養えるのは私だけです…母だけの収入だけで母が暮らして行けるとは思いません……たとえ私の養育費が入るとは言え少しだけです…到底暮らして行けるほどのお金はありません…生活費とか…ガス代とか……色んな費用で全部削ぎ落とされていく…

熱で頭が回らず思った事しか話せず熱のせいで涙腺が脆くなりポタポタと涙を流しながら自分が「犠牲」になればいい…と、吐き捨てる

言葉を一つ一つゴミ箱に吐き捨てるように言い放つと陣平に両腕を頭上で押さえ付けられ「お前、自分の体をどうとも思ってねぇな」と冷たく言ってきた

水華)…そうだね、大切にしてないよ…

目を逸らして言うと頬をガッと捕まれ顔を無理矢理合わせられた

陣平)お前、いつ死ぬかわかんねぇ仕事につけば「今」がどれだけ大切か分かるぞ

水華)…そうかもね

陣平)いいか水華、自分を大切にしねぇと「俺達」か「今」を大切に出来ねぇぞ

サングラス越しの鋭い目、怒りで頭がいっぱいなのか握る手をギリギリと強めてくる

水華)……私は「今」も「あなた達」も大切じゃない……私が今大切なのは母の安定した生活だけです

目をそらすと「こっちを見ろ」と強く言われ目を合わせると「いいか、俺たちは大切じゃなくとも「今」を大切にしろ、今を大切にしなきゃお前の大好きなお母さんが苦労するぞ、保険金だってそこは尽きるんだ」と言われた

水華)……

頭では理解しても自分の行動に理解ができない…働けば…働けば……死ぬ気で働けば私が財源だ…働き続ければいい……ずっと、ずっとずっとずっと!ずっと私はそうだった……働いてる間は上っ面の笑顔をし続ければ誰だって気づかない

そんな醜い考えが頭を……心を醜く汚し続けた…汚してきた

水華)…でも、今この生活をやめたらすごい生活が……

零)なら僕の所で働きましょうよ、羽振りがいいしお給料はとってもいいんですよ

水華)んぇ……

陣平)あ!こら!おろせー!!!

陣平は秀一に下ろされ零が私の手を握った

零)手配なら僕がしておきます、高校生だから…時給まぁ、だいたい1500円位かな、8時以降は働けないけど

零は「どう?」と優しく聞いてきた

水華)……(学校が終わるのは大体3時半…そのあとバイト先に向かって……4時辺りから始めるとして働けるのは4時間……1500×4で…6000円か)…分かりました

零)!!じゃあ週に何回入れるかな?

水華)えっと……部活はしてないから…基本的に全部は入れるかと…

零)本当かい!?

(休日は基本的に開店準備のためだいたい朝の8時から時から夜の4時で8時間労働時間労働で1万2000円)

休日で2万4000…平日5日間で3万…合計で5万4000…それを1ヶ月……いや、ずっと働けば…と思うと割のいい話だ(主の知識が正しいかは知らん、間違ってたらメンゴ)

水華)はい、割のいい話なので…

零)なら良かった、今から話してくるよ水華はもう寝てて

零は頭を撫でてから部屋を出た

水華)…嬉しいなぁ…

秀一)……水華、あまり無理をするなよ俺らがそばに居るから

水華)!!

秀一はベッドに座って私を包み込むように抱き締めた

秀一)ゆっくり眠れよ、お前は無理をしすぎだ

水華)……うん

力を抜いてしばらく呼吸していたら気づけば深い眠りに就いていた

私の周りには面倒臭い人達しか居ません

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