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とてもエコな電気ショック☆
ぺいんとさんが奇声を上げ、しにがみさんが気絶する十分前…
ク「ん…あつ……」
俺は熱のせいで汗をダラダラとかき、顔や手など至る所が火照っている
ク「…ッ…!!」
おまけに頭もトラゾーに力いっぱいぶん殴られたぐらい痛い。……いや、殴られたことなかったな…。頭痛のせいで存在しない記憶が頭の中を駆け巡っていた。
ク「……あ…!」
喉が渇いたので水を飲もうとした時、手元が狂って枕元のペットボトルの水を倒してしまった。
ペットボトルのキャップは思っていたよりも緩く閉められていたようで、倒れた瞬間からキャップの隙間から水が漏れてていく。
ク(…タオル…、どこだっけ…?)
ベッドから足を出して地面をふむ、これだけで既に辛い。床がゆがんでいるように感じる…
目の前にタオルが見える。よし…、と意気込みそばにある棚を支えとして、数歩前に進む。
あと少しでタオルに手が届く…ホッと息を漏らしたその時…
キィーン!!!
ク「あ゛……っ…」
ぺいんとの奇声が俺の頭を貫いた。
そのまま俺は地面へと倒れて意識を失った。
ト「ふぅ〜!ちょうどイナリさんが家にいたし、お茶の入れ方をレクチャーしてもらってたら、遅くなっちゃったな…」
俺はハーブティーのお茶の葉を入れた紙袋を抱えながら、帰宅した。
ト「ただい…」
俺が扉を開けるとそこには
ギャン泣きしているぺいんと。
階段のそばで倒れているしにがみさん。
レンジのそばにある卵の破片があった。
ト「しっ、しにがみさぁぁぁん!!!」
俺は紙袋を投げ捨て、そのまま死神さんの元へと駆け寄った。
幸い(?)しにがみさんは気絶しているだけだった。
ペ「とっ、とらっ、とらぞぉ!!」
ぺいんとは泣きながら俺の元へ走ってきた。
ト「どうしたんだぺいんとぉぉぉ!!!!」
ペ「おっおれ、くろの、あ、さんに!温玉っ、たべさせたくって!! 」
顔がぐしゃぐしゃのまま、ぺいんとは親にすがるように俺に説明をしている。
俺もそれをうんうん、と聞いている。
ペ「…っで!しにがみくんが洗濯物取り込むって言ったから!グスッ…俺一人で…レンジに…たまごいれたらさ…!!」
ぺいんとはまた泣き出してレンジを指さした。
………また卵を爆破させたのか………。
きっとその後、ぺいんとが驚いて叫び、それに驚いたしにがみさんは階段から落ちて、それにさらに驚いたぺいんとがフルボイスで叫び、しにがみさんは御臨終、と言ったところだろうか。
静かにしろって言われた矢先にハプニングが度重なってしまった…
…………ん?…あれ?今なんで静かにしろって言われてたんだっけ…………?
俺の声も大概うるさかったらしく、しにがみさんはびっくりしすぎて蘇生された。
俺の声は電気ショック☆
つづく