テラーノベル
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スタート、、、(ストックあと2つ)
カチャリ、
と昨日より冷たく重い金属音が手首に響く。
マルバス先生の細い指先がリリーちゃんの手首に触れたまま、
眼鏡の奥の瞳がじっとその赤くなった顔を見つめていた、
その時だった。
──ドンッ!!!
静まり返った準備室に、激しい破裂音が響き渡る。
ノックどころか、ドアノブさえ回されず、
圧倒的な上位悪魔の魔力によって木製の重い扉が勢いよく内側へと弾け飛んだのだ。
「っ……!?」
あまりの衝撃にリリーちゃんの身体がガタガタと震える。
砂埃が舞う入り口に立っていたのは、
いつものヘラヘラとした笑顔を完全に消し去った、
ダリ先生だった。
セットされていないボサボサの髪の隙間から覗く三日月型の瞳は、
絶対零度のように冷たく据わっている。
バビルス教師統括としての威厳すら脱ぎ捨てた、
一人の男としての「本気の怒りと嫉妬」が、
部屋の空気をビリビリと圧殺していた。
「ダリ先生……! いくら教師統括とはいえ、講義室の器物破損は──」
いつも冷静なマルバス先生が言いかけるのを、
ダリ先生の冷徹な声が遮る。
「マルバス先生。……僕、言ったよね? 彼女の夜の時間も、放課後の時間も、ぜんぶ僕が貰うって」
ダリ先生は迷いのない足取りでまっすぐ二人の元へと近づいてくる。
ドクドクと響くダリ先生の激しい足音が、
リリーちゃんの心臓に直接突き刺さるようだった。
「それに、リリーちゃん」
ダリ先生の視線がリリーちゃんを捉える。
その声は低く掠れていて、聴くだけで身体の力が抜けてしまいそうだった。
「僕、昨日言わなかったっけ? 『他の男を見てたら、今日よりひどいお仕置きをしてあげる』ってさぁ。……僕との約束、破っちゃうんだ?」
「あ……、う、そ、れは……っ」
リリーちゃんが恐怖とときめきで声を詰まらせる間もなく、
ダリ先生はリリーちゃんの手首に繋がれた鎖を、
203
#ハーフ
1012〇〇〇〇🍀🌸❄️
2,440
#魔入りました入間くん
1012〇〇〇〇🍀🌸❄️
130
昨日とは比べ物にならない強い力でグイッと自分の方へ引っ張った。
あまりの力に手錠の金属が擦れ、
リリーちゃんの身体はマルバス先生の手を振り払うようにして、
ダリ先生の硬い胸元へと強引に引き寄せられる。
「ダリ先生、離してください、彼女はまだ僕との約束──」
「うるさいなぁ。マルバス先生は黙っててよ」
ダリ先生はマルバス先生の手を冷たく叩き落とすと、
リリーちゃんの腰を大きな腕でがっしりと抱きすくめ、
完全に自分の腕の中に閉じ込めた。
その腕の力は、骨が軋むほど強固で、
絶対にリリーちゃんを誰にも渡さないという歪んだ執着に満ちていた。
「これ以上僕を怒らせないでね。……ほら、行くよリリーちゃん」
ダリ先生はリリーちゃんを抱えたまま、
破壊されたドアを通り抜け、足早に廊下を進んでいく。
背後で、マルバス先生が悔しげに拳を握り締め、
深く激しい溜息を吐く気配が遠ざかっていく。
連れ込まれたのは、薄暗い職員室をバタン、と乱暴にドアが閉められ、
ガチリと鍵がかけられた瞬間、ダリ先生はリリーちゃんをドアに強く押し付け、
逃げ道をすべて塞ぐようにして至近距離で見下ろしてきた。
「……ねぇ。マルバス先生に触られて、どんな気持ちだった?」
ダリ先生の熱い吐息が首筋にかかる。
怒りと嫉妬で狂いそうなダリ先生の瞳を前に、
リリーちゃんはもう、
ダリ先生のことしか考えられなくなっていくのだった──
ストック切れそう🙄頑張るんるん
おつコケ
コメント
1件
うわああああダリ先生かっこよすぎる!!😭💕💕 普段のヘラヘラした笑顔が全部消えて、本気の怒りと嫉妬でマルバス先生からリリーちゃんを奪い返すシーン、心臓バクバクしたよ…!「僕との約束破っちゃうんだ?」って低音ボイスで言われたら絶対抗できないよね…鎖グイッて引っ張られて胸元に閉じ込められるところ、エモすぎて何度も読み返した…! 次の話も楽しみにしてるよ、無理せず頑張ってね〜🌸✨