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やぁやぁストックラス2です
んじゃスタート
ドアを背にしてすくむリリーちゃんの前に、
ダリ先生は逃げ道を完全に塞ぐようにして、
さらにじり、と距離を詰めた。
夕暮れの赤い光が、ダリ先生のセットされていない茶色い髪を妖しく縁取っている。
その隙間から覗く三日月型の瞳には、
冷徹な上位悪魔としての暗い執着が、
見たこともないほど濃く揺らめいていた。
「……ねぇ。マルバス先生の冷たい手首、そんなに気持ちよかった?」
声が、
いつもより一段と低く、掠れている。
ダリ先生の大きな手が、
リリーちゃんの小さくて震える両手首を掴むと、
そのまま頭上のドアへと強引に縫い留めた。
「あっ……っ」
手首を掴む力が、昨夜よりもずっと強くて、
熱い。
リリーちゃんが恐怖と、
それ以上のときめきに身体を硬直させていると、
ダリ先生のもう片方の手が、リリーちゃんの制服の襟元へと容赦なく伸びた。
キキッ、と指先が襟元を緩め、
昨夜付けられたばかりの赤い痕を、夕闇の中に剥き出しにする。
「僕がせっかく、他の男に見られないようにここに印を付けてあげたのにさぁ。……それを隠して、またあいつの部屋に入るなんて、本当に、本当に悪い子だね、リリーちゃん」
ダリ先生はリリーちゃんの首筋の痕に、
わざと自身の爪先を少し立てて、なぞるように触れた。
ピリッとした刺激と、
そこから伝わるダリ先生のガチの怒りに、
リリーちゃんの背中に甘い戦慄が走る。
「ダリ先生、ごめんなさい……、私、断れなくて……っ」
「言い訳はいらないよ。……マルバス先生の言葉を優先した、それがぜんぶの答え」
ダリ先生の顔が、
吐息が直接かかるほどの至近距離まで落ちてくる。
「約束、破ったんだから。……今夜は朝まで、たっぷり泣いてもらうからね?」
「ん……っ」
リリーちゃんが言葉を返すよりも早く、
ダリ先生の唇が、強引にリリーちゃんの唇を塞いだ。
それは昨夜の優しさなど微塵もない、
リリーちゃんの呼吸をぜんぶ奪い去り、
自分の存在だけで塗りつぶそうとする、
貪るような激しい口づけだった。
何度も角度を変えて重ねられる熱い不意打ちに、
リリーちゃんの手首の力が抜け、
ただダリ先生の身体にしがみつくことしかできなくなる。
「はぁ、っ……、だ、り先生……」
ようやく唇が離れたとき、リリーちゃんの瞳は涙で潤み、
視界には目の前の男の顔しか映っていなかった。
脳の奥までダリ先生の甘い香りで満たされ、マルバス先生のことなど、もう一瞬たりとも思い出せなくなっている。
それを見たダリ先生は、満足そうに、
けれど底の知れない妖しい笑みをフッと浮かべた。
掴んでいたリリーちゃんの手首を優しく解くと、
今度は拒否権の無い強さでその華奢な腰を抱き寄せ、
部屋の奥にあるソファへとリリーちゃんを押し倒す。
「もう他の男の顔、思い出せないでしょ? ……明日からは、僕の顔を見ただけで、身体が熱くなって上の空になるようにしてあげる。……夜はこれからだよ、リリーちゃん」
夕焼けの闇のなかで、
ダリ先生のずるくて甘い、
本気の「上書き」は、
外の月が沈むまで何度も何度も、
リリーちゃんを甘やかし、刻み込まれ続けるのだった──。
つっかれたぃぁあぁああぁあ
おつコケ
コメント
3件
なんでこんなに作るのが上手なんですかにゃ...??
うわああああ第7話もヤバすぎる😭💕ダリ先生の嫉妬と独占欲がえぐくて甘くて最高すぎる…!「朝まで泣いてもらう」とか言いながらあの口づけと上書き宣言、もうリリーちゃん完全に逃げ場無いじゃん!?でもこっちまでドキドキが止まらないよ…マルバス先生との対比も含めて今後の展開が気になりすぎる!!コケ丸さんお疲れ様です、続きも楽しみにしてますね〜🌸✨
コケ丸水産.@パイナポラブ
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