番外編(2)
帰ってる途中。
桜 響の好きな人は誰なの?w
漣 あ、気になる〜
響 う〜ん。
今はいないかな。
桜 なにそれw
漣 好きな子出来たらおしえてくれよ〜
響 うん。
た……け……て……
ピタ。(足を止める。)
響 (振り向く。)
桜 どうしたの?
漣 響?
響 (誰かが苦しんでる。でも場所が分からない。)
桜 響?
響 え、あ、どうしたの?
漣 お前がいきなり止まるから。
響 あ、ごめん。
気のせいだった。
桜 ならいいんだけど…
漣 行くぞ。
響 うん。
(言っていいのか分からない。今は気のせいにしておこう。)
早くこっちにおいで。
待ってるから響君。
楽しみにしてるね。
響 ゾワゾワ。
桜 どうしたの?
響 誰かに呼ばれたような気がして。
漣 誰も居ないぞ。
響 なんだかこの世じゃない人に呼ばれてるような。感覚。
桜 なにそれ……
怖いこと言わないでよ。
漣 もしかしたら響髪隠しに会うかもな。
でも、安心しろ!
守ってみせる。
響 う、うん。
(神隠しに会うかもって……)
桜 私も守ってみせる。
響 あ、ありがとう。
(大丈夫だよね。)