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振り向くと


いつも髪を結ってるが、髪をおろし


いつもエプロンをして腕まくりをしているが


ちゃんとした着物を着た実季の姿。



大きな荷物を抱え、近づいてくる。


『あ、もしかして来てくれた?!


今日休みなんだよね〜〜〜


毎週水曜と、日曜はお休みなの


ごめんね?』


ドスン


 

そう言って抱えていた荷物をおろし

鍵を開けようとする。


俺は


「休みの日に悪かったなァ。また来るわ」


と立ち去ろうとした。





ガシッ



『待って!さねみさん!』


実季に腕を掴まれた。



思わず


「はっ!?///」


と赤面と同時に声が出る。


咄嗟に実季も


『あっ!ごめんね……あの……///』


と赤面する。


……


なんでお前が照れてんだよ。



可愛いなァ____



実季は目を逸らしながら



『あの……せっかく来てくれたんだし、お茶でも……


あの……なんか特別に作るよ!』


と。


「そんな事していいのかよ」


定休日を知らなかった俺が悪いのに。


『いいの!さねみさんはいつも来てくれるでしょ?

そのお礼だと思って!


さ!入って入って』


そう、手を引かれ


俺は店の中へ____


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