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3件
!?!? 良すぎませんかね姉貴!?!?
ー第零話ー大好きを守る気持ち。
らっだぁ「成瀬。」
成瀬「なーに?らっだぁ」
らっだぁ「俺、ヒーロー続けるよ」
その頭をぽんぽんと手を置く。
夕焼けが輝き、オレンジ色に世界が染まる
これから変わっていく第1章に過ぎない。
成瀬「……て言うか、ヒーローなんてなんでやってたのか疑問だよw」
そう、らっだぁはぺいんとと同級生だ。らっだぁのヒーロー時代は小学生ぐらいの歳にやっているはず。
とも「あー!らっでぃ達!ここにいたんだ!」
少し遠い場所からともさんが手を振る。
ピクト「……少し、タイミング合いませんでしたか?」
そう言い、アイスを投げる。
夏になり、暑さで汗が滝のようにでる。
暑すぎて溶けそうだ。
……こいつw
成瀬「お!分かってんじゃん!」
ピクト「何年続けてきたと思うんですか?」
アイスの好みをよく分かってる。ハーゲンダッツだ。
ハム。
アイスを食べると冷たくて、今までの苦労を全て忘れる気持ちだ。
らっだぁ「……んー、何の話してたっけ?」
成瀬「はぁ?!……なんだっけ?」
そんな馬鹿みたいな話をしながら空が暗くなる寸前まで話した。
とも「んー、そろそろ帰らないとね。」
ともさんの時計を見ると、もう6時を過ぎていた。
らっだぁ「……ん〜!ねぇ!もうちょっと話したい!」
成瀬「やっぱ、らっだぁって本当に組織の親玉だったんかぁ〜?」
らっだぁ「ねぇ!その話はなしだって!」
らっだぁの年相応なわがままに、少し付き合う事にした。
らっだぁ「イト」
と言っても、大きい場所って言ったららっだぁの能力で創る家が1番でかいって事で、らっだぁの能力にお泊まりすることになった。
成瀬「……合言葉が二文字ってどうなん?」
そう突っ込まれるが、らっだぁは笑っていった。
らっだぁ「……だって、皆と最後に遊んだゲームがitだったじゃん。」
そう言い、引き出しからitを探すがどこにも無い。
とも「らっでぃ?」
らっだぁ「待って、探す。」
能力で作った家だから、探し物をする時便利だ。
能力で探し物を探知出来る機能があるからね
らっだぁ「……アイツらw」
そしてitがあった場所はぺいんとが使っていた部屋だった。
ぺいんとの部屋(今は使ってない
らっだぁ「えーと、ここら辺……」
そうすると、ちょっとした手帳があった。
らっだぁ「……?」
成瀬「らーでぃ!」
成瀬がらっだぁの肩を顔で埋める。
らっだぁ「ちょ!やめろって!w」
成瀬「なにそれー!w」
そう言い、らっだぁが持っていた手帳をひょいと奪う
らっだぁ「おいw」
成瀬は奪って1秒も経たずにページを開く。
成瀬「……ふーん(ニャ」
成瀬が手帳を開くと否や、めっちゃブサイクな顔をする。
とも「なにそれ?」
成瀬「ピクトさんも見ろよ!これw」
そう言い、らっだぁだけには見せずに開けたページを見せる
ピクト「……へぇ」
とも「……いいじゃん!」
2人の反応は様々で、何が書いてあるのかとても気になる
らっだぁ「おい!見せろって!」
成瀬「お子ちゃまはみせれませーんw」
手帳を奪おうと格闘するが、全然取れる様子が無く、諦めるしか無かった。
ピクト「らっだぁって大人みたいだよね……好きな人居るの?」
らっだぁ「どっからとってそうなった?」
らっだぁ「でも、まあ、イルカモ……」(ボソッ)
成瀬「え?!誰よ!?」
とも「お母さんじゃんw」
らっだぁ「絶対言いませーん」
時計を見ると、9時を過ぎていた。
らっだぁ「もう寝る!」
成瀬「ええー?」
その言葉を無視して眠りにつく。
成瀬が置いた手帳が扇風機の風に揺れ、ページがめくれる。
さっき話しただろうページだ。
『皆すっごく優しかった!……それに、らっだぁも……凄くイケメン……で……』
『でも、ヴィラン、ヒーロー関係なく楽しめたのは初めてかも。』
『あとで、みんなにも教えてあげたいなぁ……!』
朝
らっだぁ「おはよー」
成瀬「そんなモタモタしてていいん?」
らっだぁ「え?」
成瀬がフレンチトーストを食べながら時計をみる。
らっだぁ「……だから何?」
ピクト「え、成瀬さん、昨日ちゃんと言いました?」
その言葉を最後に沈黙が続く。
成瀬「……言ってない……」
とも「wwww」
らっだぁ「だから何?!」
成瀬「お前には学校に言ってもらう」
らっだぁ「え?何処の?」
成瀬「雄英」
「ええええ?!!! 」
らっだぁ「はぁ?俺雄英の管理者」
成瀬「拒否権は無い。」
らっだぁ「ええ……」
これは、世間の常識に囚われない
ヒーローとヴィランの序章の物語だ。