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鈴木 side
休み時間にお手洗いに行こうと廊下を歩く。
歩いていると目の前から走ってくる1人の生徒。
僕の目の前で止まった。
鈴木「あ、前の…」
桐山「覚えてくれてたの~?! 嬉しいなぁ…笑」
桐山貴之だ。前渋々勉強を教えてあげた人。
桐山貴之は3年生。僕は1年生。
なんで1年生が3年生に勉強を教えてるんだって話なんだけどさ。
噂によると桐山貴之はテストの順位が最下位だったらしくて、1年生の問題も危ういぐらいらしい。
それで、僕が1年生の勉強だけ教えてるってわけ。
鈴木「あの、どいてくれませんか…?」
桐山「えぇ~、なんでよ、もっとお話しよ?笑」
桐山貴之が僕の手を取ってトイレに行けないようにしてくる。
鈴木「いや、ぁの…漏れるんですけど、…、?!」
桐山「へ~…トイレまでついて行ってあげようか?笑」
は?何コイツ。ふざけてるの?
少しニヤニヤした顔で言われる。
鈴木「っい、いいですっ!!」
僕は手を振り払い、トイレへ向かう。
後ろから桐山貴之の声が聞こえたが今はそんなどころじゃない。
僕がトイレから出ると、もう桐山貴之はいなくて、僕は少し安心する。
教室まで戻り、次の授業の準備をして席につく。
はぁ…なんで一度話しただけなのにあんなに馴れ馴れしいの。
たとえ地球上の男が1人だとしても好きになるわけないし…あんなヤツ。
次回、♡500
コメント
4件
可愛い〜順位最下位はやばすぎ笑逆によく元貴教えてるな3年の問題ァァァァァァァここで猫系砂鉄来て嫉妬してくれねぇかなぁ
ははさいっこう… トイレまでついて行ってあげようか?ってニヤニヤしながら聞くのは反則だろ桐山!!! 好きになるわけないし…ってんツンデレすぎるね。かわいいいい… 猫系も良かったけど犬系もいいな…