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少女戦姫

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少女戦姫

46 - 参章 夏だ!海だ!僕泳げないや!!

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2025年08月25日

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カレンさんが情報をまとめてくれてる間しばらくやることが無くなった僕らはここまでミライソフトに振り回されてきたため休息として大会の景品の一つであったとある県での宿泊チケットを使い海のある場所で心身ともに休めることとした。

「で?なんでお前もここにいるんだ?」

「なんでって、あの大会に関しては私が一番の功績者なんだから着いてくるのは当たり前でしょ?それよりもあんたの方がなんでここにいるのよ?この大会については何もしてないじゃない。」

「俺はこの大会前の例の件のいざこざから関係してるからこの場にいるんだよ。」

「まぁ、僕的には二人が付いてきてくれてうれしいんだけどね?」

その息抜きに僕とアキト、そしてユウナの三人でちょっとしたプチ旅行にやってきていた。もちろんそれぞれの戦姫も一緒にやって来ている。

「まさかそのチケット一泊二日とかだと思ったら二泊三日とかいう意外と長い期間泊まれる券だったのね。」

「びっくりだよほんと…。」

「とりあえず初日は海行って遊ぶでしょ!」

「僕はパスで、泳げないし。」

「俺も海の家からのんびり眺めてるかな、いい歳した女が一人でキャッキャはしゃぐの見て滑稽だって。」

「アキトアンタは泳げるんだから私と一緒に来い。」

「すんません本当に勘弁してください。」

「こんな美女と一緒に遊べるんだ喜べ残念なイケメン!」

「残念なイケメンってなんだよ!?悪口だろそれ!?イケメンって言葉あるけど絶対悪口だろ!!」

「……ワーキャーして楽しそうねあの二人。」

「カナもワーキャーしないのか?」

「したいんだけど、ミカゲが話してた『悪魔』て存在がどーにも気になってねぇ。」

「天使を倒して共に消えた悪魔と呼ばれてる戦姫達だよね。それだけ強いのになんで天使達と同じくらい話題にならなかったんだろうね?」

「それが分からないからこうして頭を悩ませてるんだけど…。」

「でも、カレンさんにその辺は任せてあるからあの人からの情報を待とうよ。」

「それもそうね。」

その後宿泊施設に着き部屋を確保したあとみんなで海にと向かった。

「よしきた海だァァァァ!!」

「青い空、白い雲、照りつける太陽……。都会育ちの人間からすればしんどいことこの上ないんだが?」

「それだと私がまるで野生児みたいじゃない!」

「事実そうだろ。お前の戦姫も脳筋じゃん。」

「よーしフウカ!バトルスポットに行ってこいつの顔をフィールド内に入れて押さえつけるから一斉射撃をしてやれ!」

「憂さ晴らしにあたしを使うなって…。」

「ちなみにさっきフウカの事を時代遅れの黒ギャル乙って煽ってたぞ。」

「ユウナしっかり顔面押えておけよ!」

「嘘言って戦姫を巻き込むのやめて貰えます!?てか、なんで戦姫にも水着があるんだよ!?」

「あたし達にも感情があるんだ。お洒落したいとかそういう感性も持ち合わせてるわけで、海に来たら水着を求めるのは至極自然なことよ!」

「お前ら完全防水とか着いてるんだし、装備も別に熱を溜め込みやすいとかも無いだろ!?」

「雰囲気というものが大事だと何故分からないんだこの残念なイケメンは?」

「…カナも水着着てるが僕に黙ってこっそり買ったな?」

「残念ながら私は買ってない。ミナが全員分の水着を買ってきていた。」

「また要らない装備を増やして…。お前のクローゼットの中パンパンにされたらこっちとしても困るんだぞ?」

「要らないと言ったか?この水着は立派な戦姫の装備だぞ!」

「嘘つけ!」

「ならスマホで私の装備状態を確認するといい」

言われた通りスマホを取りだし戦姫アプリを起動した後彼女のステータスを確認すると確かに『防具』として扱われており、あの布面積しかないのに前まで使ってた装備よりも全体的のステータスが高くなってる上に特殊効果『水上歩行』と『水中移動』とかいうのもついていた。

「水着を付けたら水上歩行出来るようになるの謎仕様すぎるだろ。」

「そう言われても装備がそうですって言ってるんだから仕方ないでしょ。」

「水中移動って戦姫大戦の時にフィールドが海の時なんてあったか?」

「ほら、私たちまだランク上がったばっかりだからアリーナ行けてないでしょ?そこで多分出てくる新しいフィールドなんだよ。」

「効果はどんなもんなんだ?」

「水上歩行は名の通り水の上を歩けるんだけどどっちかというとこれは水上をホバー移動するみたいなものでわざわざブースターを使わないで飛んでられるみたいなものよ。」

「まだ見てないが沖での戦闘があったら使えそうな仕様なんだな。」

「水中移動はいわゆる水の抵抗力を下げてくれるものであと1個同じパッシブをつけると水中でも地上と同じような動きができるようになるんだよね。」

「ならサブにそういうアイテムを付けるか。」

「頭の装備ないからゴーグルとか付ければ多分発動するよ。」

「見た目がだいぶダサくなりそうだけどな。」

「とにかくただのオシャレじゃなくて装備としての性能も持ってることが分かった?」

「はいはい…。それじゃあアンタも楽しんでおいで、僕は海の家でのんびりしてるからさ。」

「別にウキウキではなかったけどそう言うなら仕方ない。ミナー!フーカー!思いっきり遊ぼー!」

「子供か……。」

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