完全創作
時雨ちゃんの過去
時雨「…ありがとう…」
みんなを不安にさせない為に…僕は笑顔を作ろうとしたの…
あれ…
顔が…動かな…い…
僕…壊れちゃった…?
殺せば…治る?
他の神「頂点神様!!!」
僕はいいから…彩羽…を…
彩羽?
彩羽!!
時雨「彩羽!」
彩羽…死んでる…
時雨「駄目…駄目…ッ」
すぐに肉体を用意しなきゃ…
…悪魔の…肉体を媒体にするしかない…
僕の体じゃ足りない…
命は僕ので足りる…記憶も僕のから引けばいい…
彩羽「…う…ん…」
彩羽「…ここは…」
時雨「彩羽!!」
彩羽「…姉さん…」
時雨「彩羽…?いつもあんなに笑ってたのに…」
彩羽「…笑う…なんだそれ?」
時雨「え…」
彩羽に感情が…ない…
彩羽「…アリス、死んだのか」
時雨「そ、そうなんだよ!」
彩羽「そうか」
…彩羽…
時雨「彩…羽…また笑って…欲しいな」
彩羽「…」
…彩羽が笑えないなら…
時雨「僕のこれあげる」
彩羽「姉さん…?姉さん!!」
俺が意識を戻した頃…
もう姉さんの顔は水死体のように冷たくて…手であげようとしてもダメなくらい表情筋が固まっていた
時雨「彩羽、おかえり」
声は明るいのに顔はカチカチに固まってる…
俺のために…姉さんは…自分を壊しちまったんだ…
俺のせい…か
時雨「…記憶削除」
あ…?
時雨「よし…これで!」
僕は彩羽の記憶を消したあと
表情を自由自在に操れるお面をつけた
そして僕は表に出る
時雨「いっろっはー!!」
彩羽「うおッ…姉さんか」
時雨「そうだよーん!笑」
彩羽「もう休まなくていいのか?」
時雨「もっちろん!!しぐちゃんげーんき!」
彩羽「そうか笑」
彩羽は悪魔の体を使っているから髪が黒い…僕とはもう血が繋がってない…
でも…
誰がなんと言っても彩羽は僕の妹でアリスは生きてる
僕が治す
僕はコレを持ってる限り…
死ぬ事が許されないから
どれだけ僕の体が限界でも
強くなり続ける
精神がなくなって壊れても
感情がなくても
苦しくても
辛くても
死にたくなっても
僕は彩羽を守る
…あぁ
結局僕は
永久に孤独なんだって
最初から決まっちゃってたんだぁ…笑
彼女の救われる日は?