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「喜んでもらえたら嬉しいな!もっと、もっと僕にできることでみんなを助けるぞ〜!」
フィフェルスはそう意気込んだ。商店街にあるお惣菜屋さん「おかず」の店主の吸血鬼おばちゃんのフェアペイ・コーベルと近所に住むインキュバスのレターヌ・バルエルお兄さんがお惣菜屋の前で話していた。レターヌは満面の笑みで
「名門大学である「デーモン大学」に受かったんです!」
と報告するとフェアペイは驚きつつも喜んでいた。
「まぁ!よく頑張ったねぇ。すごいねぇ」
と褒めた。フィフェルスはそれを聞いていて
「勉強を頑張ったらみんな嬉しいんだ」
と思い、家に帰ってフィフェルスはすぐに勉強を始めた。フィフェルスはお母さんにいつも「夜ふかししたら幽霊や人間が出るから、だめだよ!」って言われてる。だけどフィフェルスは勉強するためにお母さんが寝たあとにこっそり部屋に行って勉強をし、夜ふかしした。今のレベルから、先のものまで。英語も数学も、ドリルも全部やって。英単語だって読み書きできるように完全に頭に入るまで読んで、書いて、丸付けしてを繰り返した。
数週間後。受験の受付をしていることを知り、人間で言う小学生3年生くらいのフィフェルスは「デルタ中学校」の受験に応募した。
面接当日はお母さんに
「ちょっとお友達と遊んでくる!」
と嘘をついて面接に行った。面接では険しい顔をした面接官がいた。フィフェルスは怖かったけれど心の中で
「こ、国語の勉強をして敬語もばっちり学んだんだから大丈夫」
と言い聞かせた。面接官はメモを片手に
「フィフェルス・コッタイルさんで間違いありませんね?それでは志望理由は?」
と尋ねた。フィフェルスは緊張で手が震えていたがぴしっと背筋を伸ばして
「御校は学習設備が整っており、学習環境もいいので、勉強に一番集中できると思い、志望いたしました。入学後は部活や勉強のみならず、学校イベントにも積極的に取り組んで学校生活を送りたいと考えております。」
と答えると面接官は続けて
「次に自身の長所、短所を教えてください」
と聞いた。フィフェルスは怖くて目をあわせたくなかったが、面接のために目を見てはっきりとした声で
「私の長所はいろいろな場面に適応できるところと独創的なところです。短所は物事を長く続けられにくいところですが、少しでも物事を長く続けられるように、ゲームのように遊ぶような感じで楽しんでできるようにしています」
と言った。聞き終わると面接官はブツブツ独り言を言っていたがすぐにフィフェルスのほうを向いて
「貴重なお時間ありがとうございました。結果はまた後日、中学校で面接合格番号を張ってますのでお越しください」
と言った。面接を合格しなければ、入学試験まで行けない。不合格だったら勉強の成果を出せない。フィフェルスは心配だったがお母さんにはサプライズで合格発表すると決めていたため、それまでは隠すことにした。
後日、フィフェルスはまたお母さんに
「今日はお友達と学校のダンスの練習しに行ってくる!」
と嘘をついて中学校へ行った。フィフェルスの受験番号は190番。ドキドキしながら面接合格者の張り紙から自分の番号を探した。結果は_________。