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🖤💚 幸せな夢

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🖤💚 幸せな夢

3 - 第3話

♥

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2025年03月18日

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またあの夢を見た。

あったかくて優しくて包みこまれるような安心感と、石鹸みたいないい匂いと、逞しい身体と、黒い髪と、柔らかい唇と、めめの顔。



……めめの顔?




💚「わーッ!!!」

🖤「阿部ちゃん大丈夫?しっかりして、ほらお水飲んで」


飛び起きた場所は俺の家じゃなくて、知らない服を着てベッドにいて、横には水を持っためめがいた。


💚「……飲み会は?」

🖤「みんなベロベロになり始めたから、お開きになったよ」

💚「俺、もしかしてやらかした…?」

🖤「大丈夫、タクシー乗ってすぐ寝ちゃったから俺の家に来ただけ」

💚「そっか…」


水を受け取って飲みながらさっきの夢を反芻していると、あんなに今までぼやけていた相手の映像がもうめめでしかなくなっている。


そんなバカな。

めめは大切なメンバーだけどそんな関係じゃない。


🖤「俺と帰ってるの、わかってたんだと思った」

💚「なんで?俺タクシー乗ったあたりから記憶ない」

🖤「ベッドに寝かせてからずっと『めめだったんだ〜』とか言ってたから」


思わず水を噴き出しそうになった。


💚「し、知らない、それ」

🖤「そっか、じゃあただの寝言か」


俺はいつもの相手がめめだった夢を見ていた事になる。

だから夢にめめの顔が…まで考えて、蘇る逞しい身体と大きな手と黒髪。そして改めてその実物が目の前にいる状況。


💚「わー!わーッ!!!」

🖤「阿部ちゃんどうしたの!?しっかりして」


慌てためめに揺さぶられて我に返った。


💚「あっ、ごめんね」


何とか落ち着きを取り戻したが、このまま帰すのは心配だとめめが言うので今日はお世話になる事にした。

🖤💚 幸せな夢

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