テラーノベル
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prologe___
「お母さん?お父さん?」
幼い少女が、赤い肉に話しかける。
少女の目は澱んでおり、
視界には両親だったものしか映っていなかった。
「なんで…嘘つき、………嘘つき」
綺麗な赤い目をした少女は、死体の前で崩れ落ちる。
綺麗だったリビングは、血濡れた死体と、散らばるガラスの破片で汚れている。
「死なないで…いかないで……」
美しい蝶の魔法が、少女の周りを羽ばたいている。
生気のない両親の目が、少女__ノアの目をまっすぐ見つめていた。
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