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「誕生日おめでとう!
いつもありがとうね。大好き」
0時ぴったりに、wkiから そうメッセージが送られてきた。
簡素な文だけど、この言葉に色んな想いが詰まっているのが僕にはわかる。 きっと悩んだ結果、このように長々と言葉を綴らなかったのだろう。
wkiは、言葉より行動で気持ちを示してくれる方だと僕は思う。
だから、僕も返す言葉は手短に。
そう思ったのはいいけど──────
「やば、まとまらない…」
“ありがとう” だけでいいはずなのに、聞かれてないこと、関係ないことをつらつらと打ち続けてしまう。
ありがとうに少し付け足すくらいでいいのに。
悩み抜いて、
「ありがとう。あいたい」
と、スマホのキーボードをなぞる。
「って、変かな。急すぎるし…っあ!」
間違えて送信ボタンをタップしてしまった。
送信取り消し…既読はや。ずっと見てたの…?
どちらにせよ、もう会いたいという気持ちが伝わってしまったことに変わりはない。
「あー……ミスった」
「家行く。待ってて」
引かれてない。し、むしろwkiも僕に会いたがっていたのでは、というレベルの返信の早さ。
「……あ。ryoちゃんも、他の人もメッセージくれてる」
「もとき、誕生日おめでとう!…… 」
嬉しい。愛されてるな、と感じる。
ryoちゃんのメール、すごく長い。
それぞれのメッセージに相手に合わせたテンションのメッセージを送り返していると、ガチャリと鍵を開ける音がした。
wkiだ。
玄関へ走る。そこには大好きなwkiの姿。
「wki、…来てくれてありがとう、嬉しい」
「当たり前。
…俺も会いたかったし、連絡して行こうかなって思ってた。そしたらmtkも会いたいって言ってくれて」
「うん…嬉しい。ありがとう」
「ね、mtk。29歳になったmtkに初めて会ったの、俺だよね?」
「そうだよ。wkiが最初。
…ふふ、今日からちょっとだけ、僕の方が年上だね。」
「ん、そうだね。でも年上でもmtkにはこれ、できないでしょ」
そう言うとwkiは腰に手を回し、優しく口にキスを落とす。
「ん…、不意打ちやめて」
「耳赤い。かわいい」
「wki。玄関じゃあれだし部屋行こう。」
「あれ、積極的。大人になったじゃん」
「…リビングだよ?」
彼の大きな手は腰に回されたまま、微かな体温を感じながらリビングへ向かう。
ソファに腰を下ろししばらく見つめ合う。 なんだか照れくさくて目を逸らしてしまった。
「改めて…お誕生日おめでとう、mtk」
「うん、ありがと。」
「好きだよ。…ハグしていい?」
「ん。」
手を広げ、wkiの頭を受け止める。
「はぁ…mtkの匂い好き。
てかいいの、mtkが誕生日なのに、俺が好きなことしてもらってる」
「いいの。…ずっとこうしてたい。落ち着く。」
「っ mtk〜…!!」
彼はバッ と起き上がり、手に頭を添える。
「キスしたい」
何も言わずに、目を閉じた。
睫毛すらもぶつかる距離で、さっきと同じように深く熱くキスをする。少し湿った柔らかい唇に、押し付けるように更にぎゅっと口を突き出す。
「…ん、はぁ、かわいい…」
唇を離されると、途端に切なさが来た。
物足りない。
「wki。…したい」
「……え、大丈夫?」
「いいの。誕生日、だし…いっぱい愛して」
「……うん…!優しくする」
「ん、はやく。」
「待って。その前に」
時刻は0時24分。
「ストーリー更新する」
「2枚。特別に。今日1番最初に会えた記念。」
「ふは、なにそれ。…ありがとう、大好き」
そうして0時26分、若井のインスタに2つのストーリーはあがりました。(❓)
お誕生日おめでとうございますってことで久々に。
最近はTwitterに色々吐き出してるのでここで小説書かなくてもなんかうずうずしないっていうかね。時間とネタないし。
でもせっかく誕生日なので今日はテラー更新。fjmrも書きたかったなあ。
ところで前のTwitterのアカウント凍結したので記念に期間限定で公開しときます。
@tktktk_1017
鍵垢のみ通します。
日常ツイと3人への劣情ばっかをつらつら述べてます。ホントに急にwkmrぶっ込むので注意してね。日常ツイほんとに多いよ。他界隈もあるし変な絵も出す。キチガイタイムがきた!とか言ってるけど、基本的にずっとキチガイ。
最後に!これ!