のべりす短編集

此処は のべりす学園

至って”健全”で至って”普通”で”平和”な学園

そう……

きっとそうだ……

きっと……そうなんです…多分

天国「助けて」

短い白髪を揺らしながら 図書室に

全力疾走してきたのは 先輩の天国さん

紗奈「ど、どうしたんですか？！天国さん！」

勿論 幾らなんでも全力疾走してきたら

驚くし 心配だってする

でも…………

水彩「天国さん……廊下走ったら駄目ですよ」

天国「分かってる…それは…分かってるよ…」

天国さんは 震えながら

何があったかを説明してくれた

それは…

ちょっと此処に描ける様な内容ではなかった

天国「此方の校舎に逃げ込んだっていうのは…もう知られてるんだけど…やばいよね？」

乙葉「つみましたね 天国さん」

夜雲「そろそろ来るんじゃない？」

『がらがらっ』

海恋「何処行ったの~？ 天国と結月~」

せせら「天国さ~ん場所は筒抜けですよ~」

水彩「これってリアル逃走中ですか？」

ねこユーレイ「よし 走ろっか」

ねる「廊下走ったら駄目ですよ？」

カイラ「早歩きならセーフでしょ」

結月「確かに！早歩きならセーフ！」

ひな「よし 皆 逃げろ」

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先生①「皆さん 学校で逃走中したら駄目です」

水彩「やっぱり サングラス掛けてなかったのが駄目だったんでしょうか？」

あ~る「そういう問題じゃないよ 水彩」

とわ「一体何があったんですか ？」

海恋「え？楽しい追いかけっこだよ」

せせら「そうそう 楽しい追いかけっこ」

天国「〘地獄の〙の間違いじゃない？」

夜雲「同感」

※良い子は真似しないで下さいね