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それでは、
どうぞっ。
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💜side
💛「ねぇ、桜花…。」
何か神妙な顔をしてきた綺羅。
💛「その…驚かないで欲しいんだけど。」
💜「何?どうしたの?」
💛「〇〇が音信不通なの。」
💜「えっ……?」
あれからちゃんと連絡は取れていた。
なのに急に音信不通なんて信じられなかった。
💛「〇〇、辛そうにしないから」
💛「余計、辛そうでさ。」
💛「でも、ちゃんと病気に向き合ってるのかなって。」
💜「そっか…、分かった。」
その後の授業の内容、何も入ってこなかった。
放課後。
3人で〇〇の家に行こうという話になった。
🩵「うわぁ、…初めて来るけど、」
🩵「お家大きすぎない…!?」
💜「私も毎回通る度に思う、笑。」
💛「じゃあ、押すね。」
ピンポーンと鳴る。
出てきたのは〇〇のお母さんだった。
👩🏻🦰「あら、3人とも。どうかしたの?」
👩🏻🦰「プリントとかなら貰ってるけど…」
🩵「その、〇〇の事なんですけど……」
👩🏻🦰「あの子、…」
💛「音信不通なんです。何か知ってることないですか?」
👩🏻🦰「実は…その、」
言葉を詰まらせる。
💜「お願いします、……教えてください。」
👩🏻🦰「……家にも居ないのよ。 」
🩵「え?」
💛「へっ、?」
💜「ちょっと、待って…それはどういう、」
👩🏻🦰「いつの間にか、ある程度の荷物を持って夜出ていったみたいなの。」
👩🏻🦰「私たちも、一生懸命探してるんだけど……」
ありえない。
こんな事になるなんて。
あの日の帰り道。
結局は〇〇を見つけられず、解散することになった私たち。
海辺の道を歩いてると1人車椅子に乗った人が居た。
💜「何してるんだろう…、」
最初はただ散歩なのかなと思ってた。
だけど段々車椅子が海に近づいていく気がした。
💜「ちょっ、!!」
必死に止めた。
💜「何やってるんですか!!」
振り返った車椅子の人に私は息を呑んだ。
〇〇「…桜花、?」
💜「何やってるの、……!!」
〇〇「放して。」
〇〇「放してよ!!!」
💜「……、」
私はただ見つめることしか出来なかった。
〇〇「私の病気は治らないの泣!」
〇〇「段々…何も出来なくなっていって、」
〇〇「でもっ、でも……意識だけはある」
〇〇「それで生きてる、ありのままでって言えるの……!!!???」
💜「〇〇…、」
〇〇「桜花、君は私じゃない。泣」
〇〇「病気なのは私。」
〇〇「動けないのは私。苦しんでるのは私。」
〇〇「死ぬのも……私なの、泣!!」
〇〇「こんなになるならッ…最初から、私達出会わなければ良かったんだ。泣」
私はカチンと来た。
💜「〇〇が死ぬなら私も死ぬ、泣!!」
💜「〇〇が死んだら私も死ぬよ、泣。」
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