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R「あれ?なんだろうこの手紙」
ファンの集いでもらったプレゼントや手紙の中に入っていた茶色の封筒。
R「イタッ」
N「藍?どしたん?ってケガしてるやん!」
中を開いた時に落ちた1枚の紙とカッターナイフの刃。それが良く切れるやつだったみたいで、利き手とは逆の指が切れてケガをした僕に、
Y『藍。大丈夫?』
そう言ってゆうきさんが救急箱を持ってきて、素早く手当てをしてくれる。
N「なぁキャプテン。これ見てや 」
藍が落とした手紙をニシが持ってきて見せてくる
【石川選手と3日以内に別れろ。さもなくば⋯】
Y『⋯⋯藍。おいで。』
甲斐やダブル智と戯れてる藍を呼び寄せ人目も気にせず抱き締める
N「藍にも教えておくんやけど⋯」
西田さんが自然と入る事で、壁になって手紙の内容を見て僕が怖がって落ちつかなくなるのを防いてくれた。
R「⋯っ怖い。ゆうきさん」
倒れそうになる僕を引き寄せて震える身体をゆうきさんは擦ってくれる
N「とりあえず、全員に周知して、対策考えましょう。藍とキャプテンは間違っても【別れる】選択はしないで下さいね。」
西田さんはそう言うと、監督、メンバーを含め藍とキャプテンの関係を知ってて応援してくれている限られたスタッフのみに共有した。
ーーーーーーホテルの部屋ーーーーーー
R「っく⋯ひっく⋯怖いよぉ」
いつもは二人部屋なのに今回に限って一人部屋
隣は西田さん、真向かいにゆうきさんだけど落ち着かない
コンコンとドアノックされて、不思議に思って近づくとパサッと何か落ちる音と足音が遠のく音
R「⋯さっきと同じ⋯涙目」
怖くなってゆうきさんの部屋をノック。あらかじめLINEしてたから直ぐにドアを開けて中に入れてくれて抱きしめて落ち着かせてくれた。
N「藍。俺もお邪魔してる。手紙見して」
持ってきた手紙を2人に渡すと内容は
【勝手に共有したな。夜お前の部屋に行く】
って書かれているのを見て
N、Y「『⋯⋯⋯⋯。』」
2人が黙ってるからどうしたら良いかわからなくて恐る恐る声をかけようとしたら、
Y『藍。今日から俺の部屋で一緒に寝よう』
N「荷物解いてないなら、持ってきて。監督には許可取るから。藍の部屋はミーティングルームにしよう。」
幸い荷物を解く前だったから、直ぐにスーツケースを自分の部屋からゆうきさんの部屋に持ってきた。監督の許可もおりて、僕の部屋だったとこは選手専用のミーティングルームになった。
Y『藍。ほらおいで。』
寝支度を済ませた僕をゆうきさんが布団を捲りながら呼んで、当たり前の様にゆうきさんの腕の中へ潜り込む。するとゆうきさんは僕を引き寄せて
R「ゆうき⋯このままどうなるの?」
Y『 藍は何も心配しないでいい。多分だけど犯人の見当は俺とニシでついてるから大丈夫』
チュッておでこにキスしてくれて、ゆうきさんと眠りにつくまで動画を観たり、いちゃついてる最中になった僕の部屋だった場所への強めのノック
R「怖いっ」
そう言って抱きつくと安心させるようにキスをして、俺が見てくるから藍は此処にいて。そう言ってゆうきさんはベットを抜けてドアスコープで覗く。そこには後ろ手にナイフを持ったスタッフの1人。
Y『(やっぱりアイツか)ちょっと何してんの』
ドアチェーンをかけて声をかける。俺の声に驚いてたスタッフも俺だとわかると態度を変える
ス「ちょっと髙橋藍選手に用事が」
咄嗟にナイフを隠す姿を相手に見えない様に撮影しながらカマをかけてみる。
Y『藍なら今その部屋にいないよ。度を越したストーカーが現れたせいで心配だから監督の隣の部屋(関田さんがいる)に同室になったから。そこは選手用ミーティングルームだよ』
知らなかったの?と言えば
ス「(ムッ)⋯そうなんですか。別に急用ではないんですけど、関田さんとこに行きます」
と返すから、咄嗟にそのスタッフに
Y『一応監督と関田さんと藍でこの件について話し合いしてる(本当に関田さんと監督は話し合い中だったらしい。LINEにて確認済)だ から部屋にいないよ。』
そうなんですかと落ち着かない様子で。ずっといるから、とりあえず部屋戻って。と促せば渋々って感じでこのフロアを後にした。
Y『ふぅ。(とりあえず明日選手だけ集めてミーティングしよ)ニシと関田さんには連絡。』
そうつぶやいて藍が待つベットに戻る。すると藍は声を殺して泣いていて、俺と会話していたスタッフさんを信用していたから、ショックを受けていて。泣いてる藍のケアをしながら、関田さんに口裏合わせのLINE、同時進行でニシに連絡をして眠りについた
ーーーーー翌朝ーーーーー
Y『おはよう。藍。目腫れてるから冷やして』
今日はミーティングをやってトレーニングの後に実践練習の日。犯人がわかってしまった以上、細心の注意をはらって藍を守る。部屋を出る時と戻る時はニシに付いてきて貰う事をお願いした。
R「ありがとうございます。⋯ひっく」
藍はショックが大きいのか顔が沈んでいて元気がない。昨日関田さんに監督に許可貰って選手のみのミーティングを了承してもらい元藍の部屋へ
Y『藍は西田と部屋においで良い?』
俺が聞くと珍しく藍は首を振って拒否。朝食会場でたまたま隣になったから周りには聞こえないよう話したけど藍は何かに怯えてご飯に手を付けて無いことに気付いた。
Y『⋯わかった。まずは一口食べよう?』
それでも首を振る。藍の手元をみればまたあの封筒。見せてくれる?って囁いて藍から封筒を取る
【お前はミーティングに行くな朝食後話があるから残れ。居なかったらお前の存在を⋯】
Y『⋯ニシ。これ見て』
N「⋯⋯⋯あいつ。怒」
Y『藍。やっぱ俺とミーティング行こ』
一緒に行けば大丈夫だから。お願いだから一口食べよう。っていって何とか藍に朝食食べさせた
ーーーーーーミーティングルームーーーーー
犯人と思われるスタッフの目を掻い潜り藍も無事にミーティングルームへ
Y『おはよう。今朝皆に集まって貰ったのは』
藍を守らないと危険な段階まで犯人からの藍への嫌がらせがひどくて、三枚目の封筒で藍の命が危うくなったと説明。
A「最初からの手紙俺達も見たい。⋯実は」
その犯人じゃないかなってやつと話す事が昨日あったからわからない様に録音したけど、キャプテンがアイツと話した昨日、藍を強姦するつもりだったけど失敗したからとかでイラついたって
N「確か晶大さんは部屋がスタッフフロアの近くだよな。」
A「いや⋯まさかのアイツが隣」
アイツが藍とキャプテンのどっちが好きなのかは尻尾掴まないと対策しようないかもと晶大さんが話してる間俺は藍にずっと抱きつかれたままで
山「アイツがフロアでウロウロしていたよ」
自分の部屋に荷物取りに行っていたダブル智の1人が部屋のドアを閉めたあとそう言ったから一気に緊張が走る
s《とりあえず俺がアイツを引き離すから、なるべくその間藍を皆でトレーニングルームに連れて行って。》
関田さんがそう言って部屋を出てアイツをミーティングルームから引き離す。エレベーターのコーナーに差し掛かった時ハンドサインで指示が出た
R「ゆうきさ⋯僕、トレーニング出来ひんかも」
俺にしがみつく藍がそう言って来たから、なんで?って聞き返せば
R「怖い。また封筒荷物に入れられるかもだし⋯ナイフ⋯考えるだけで怖いっ⋯ひっく」
そう言って泣き出した藍に、ニシが背中を擦りながら、
N「藍、怖いよな。でもキャプテンも同じやと思うけど俺達はお前が視界にいない方が怖い。」
A「俺も同じ。」
Y『先に言われた。俺も1人にして何かあったら怖い。』
R「⋯⋯怖い。皆と居たいのに皆がいても怖い」
とりあえず、藍には監督の側に今日は居る事にしてトレーニングは体調不良で見学、実戦練習はアナリストのデータ収集のお手伝いをする事で落ち着かせた。(誰かの側に居るほうが安全だし)
N「藍。一緒に戻ろう」
ニシさんに声かけられて一緒にホテルに戻ってアイツが見ていたから一旦ニシさんに関田さんの部屋に連れて行って貰って、晶大さんがアイツを上手く誘い出したタイミングでゆうきさんの元へ
N「じゃ何かあれば呼んでください」
Y「ありがとう」
藍にシャワー先に浴びさせてニシにお礼を言って扉を閉めて直ぐにアイツがノックしてきたドアチェーンかけて対応
ス「あの、藍さんここに居るのなら話が」
いないよ。って答えてもじゃあ浴室閉まったままですかって聞いて来たから湯船ためてるからと話せば渋々居なくなって。
Y『関田さん。アイツ来た?もし来てなければ対応お願いします。』
ってLINEしたら《了解⋯って言ってる側からきた対応しとく》って返事が来てお願いした
R「ゆうき⋯っこれ、やっぱり入ってた」
アイツからの手紙を顔を下に向けたまま話してきて。ニシも呼ぶか?って聞いたら藍は頷いて
N「お邪魔します」
手紙入ってたみたいだって連絡したら速攻来てくれて。手紙を見せる
【明日までに石川選手と別れて俺の恋人になれ。お前に拒否権はない。さもなければ⋯】
N「意外や。アイツキャプテンの事が好きなんや思ってたわ。」
Y「確かに。でもアイツから尻尾差し出したような感じだしどうする?」
R「気持ち悪い⋯顔もみたくない⋯グスッ」
Y、N『「⋯⋯⋯⋯。」』
藍の気持を尊重して、バレーボール協会に現状を報告したら、その話を聞いた会長がサクッとそいつをB代表スタッフに異動させた。
ス「なんで俺が!?」
辞令を見て騒いで拒否したらしいけど、翌日会長から直接呼ばれて説明+説教アイツは会長の迫力に何も言えず異動に同意したらしい
なんで会長自ら出向いてくれたのか。理由はかなり明白だった。
会「代表のエースのメンタル崩してるのが身内なのが気に食わないし。藍くんには伸び伸びプレーしてもらわないと。」
って言った後に、藍くんと石川くんは周りにバレない様に仲良くねとの伝言。
Y、R『「⋯⋯⋯⋯苦笑」』
会長のおかげですんなり解決出来てしまって僕もゆうきさんも苦笑い。てか会長は何処まで知ってるんだろって別の意味で怖くなった。
この事件のおかげで、アイツとおさらば出来たし
俺と藍のキズナも強いことが証明されたから良しとしよう。
おしまい
☆おまけ☆
N「ちょっと待たんかい作者」
作「な、何でしょ(汗)」
N「話思いつかんからって会長出して強引に終わらすなや。」
作「ひぇっ痛いとこを」
Y『まぁまぁ、一応解決したしいいじゃない』
R「そうですよ。落ち着きましょうニシさん」
N「んー2人がええなら許そう。作者出て来い」
作「だから怖いですって⋯圧が(涙目」
N「長くなりそうなら今度から連載にしぃ。」
作「そうします。」
N「ん。宜しい」
Y、R『「裏番長はニシ(さん)だな」』
おしまい