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『たらい…どういうことですか、?』
『ちゃんと説明して、奏斗』
アキラとセラはゆっくりとした声色で質問をしてくる、だけど瞳はゆらゆらと揺れていた。
そりゃそうか、ひばと僕の久々の誘いにヤるつもりで2人は来たわけで…恋人がいると思って部屋に入ったら相方がいるなんてたまったもんじゃないと思う
「…えっと、、」
「まぁまぁ落ち着きたまえよ、ちゃんと後ろは準備してきたから…いつでも挿れるのOKだよ、ね?」
「あ、うん…」
『『ッ…、』』
ベッドの上に座って意味が分からない、と云う風に見てきていた2人の顔が雄の顔つきに変わる、そうそう…この顔のセラに毎回…
「奏斗…せらおのこと好きすぎ!!笑、めっちゃ顔見るやんけお前!笑」
「は、はぁー??ち、違うよっ…!!」
『…俺も好きだよ、奏斗』
「ぅ…違くてっ!!!今日はカップルを交換してセックスをします!!」
『は?』『なに?何て言いました?』
「だーかーら!!今日…俺はせらおと…する」
「僕はアキラと、」
『意味が分からないです、たらい…奏斗に変なこと…吹き込まれたな』
「っ…俺が言った。」
やっと言えたことに安心したのもつかの間、夫婦喧嘩がここで始まりそうな気がする…もういい、ぱっぱっと始めちゃおう
ベッドに自分の身を沈めてからアキラの胸ぐらを引っ張った
「か、奏斗…?!!」
アキラがバランスを崩して僕に覆い被さる形になる、逃げないように腰に足を絡めると
『…シよっか、雲雀』
「ぁ、…うん…、」
隣から聞きたくなかった言葉が聞こえてきて…ひばのことを押し倒した状態のセラと目が合った、獲物を狙うときのように目が細められていて僕と視線が合うとすぐに逸らした
すぐにひばの方に視線を戻したセラに何も言えなかった、僕からスワッピングしようなんて言ったんだから…ちゃんと…しないと
ーーー
『……ちょっと恥ずかしいかも』
黒のボクサーパンツを下ろしたその先にあったものに俺はギョッと目を見開く。
──あんなに大きいのか。
なんて、それが最初の感想。
でかい。せらおの…でかすぎる。あんなものが自身の後孔に入るのかと思うと、次第に恐怖が迫ってくる。
「……っ、で、でかすぎだろ、…」
流石せらお…! なんて感動している場合ではない。
アキラよりきっと大きいんだろうな、くらいには思っていたものの、ここまでとは。想像以上のものに開いた口が塞がらないといった具合で、せらおはそんな俺の反応を見て眉尻を下げて笑った。
『…ごめん。』
「い…いや、これは…せらおのせいじゃ…」
『…ちゃんと気持ち好くしてあげるから、安心して、痛い思いはさせない。』
「………う、うん…」
引き攣っていた頬をするりと撫でられ、少しだけ落ち着いたような気がした。
とは言え、怖いものは怖い。これだけはどうしても変わらなかった。アキラ以外のを…自分の中に今からあれが挿入るのかと思えば思うほどに体が強張る
そんな俺を見てか横髪を掻き上げ片耳に掛けたせらおは俺の片方の手を握ってくれた、と腰に逆の手を添えてくる。
「…え、あ…待って…ちょ、せら、お゛っ、!!♡♡」
俺がせらおの行動の意味に理解してからまもなく下から強い快感が走った。ぐ、と腰を入れ込まれゆっくりと肉壁を掻き分けながら奥の方まで挿入されていく。急なことすぎてせらおの手を爪が食い込みそうなほどきつく握り締めてしまった
…でも…ちょっと苦しいだけで…せらおのちゃんと受け入れられてる…良かっ
『…雲雀ー…全部挿れていい?』
へ…、、?ぇ、う…そ
「だめだぇッ…、こ゛ッ、わあ゛れぇぁッ!?♡」
『大丈夫大丈夫、人間はそう簡単に壊れないよ、雲雀…♡』
『ねぇまだ気絶しないでよ』
低く色香をはらんだ声に胸が高鳴る間もなく、凶暴な先端が奥の泣き所をゴリ、と抉られる。
「ふか、あ゛ぁ♡ッふかいィッ♡♡♡ひ…っ!♡やら、あぁッ♡おくッや゛めてぇ!♡あ゛っ♡♡お゛っ、ん゛んっ!!ひっ♡♡♡イ、くッ♡♡♡イッちゃ、あ゛あッ♡♡や゛ッイッ…ッッ♡♡♡♡」
『雲雀のきったねぇ声すっごい興奮する…あは、なんでだろ…?♡、』
ばちばち、と何度目か目の前の瞬きに跳ね起きる、もう何にもでないのにせらおは腰を打ち付けるのをやめてくれない、いっそう高い声と共に腰がくねる。片脚を上げられているぶん、さっきよりも結合が深くなってきて…意識がまたなくなりそうになった時
せらおの両手がおれの腰骨を掴んだ
ーーー
『…か、奏斗、逃げないから…私の言うことを聞いて下さい…』
隣からはひばの喘ぎ声と肌と肌がぶつかる音、さっきからアキラが手を出してくれない
「言うことって…何、」
急に近づいた距離に、びく、と肩を跳ね上げながらも、アキラの方を見る。
――緊張でどうにかなっちゃいそう、アキラだと余計緊張する…
「……じゃ、じゃあ、とりあえず…まずは、ハグから…?」
アキラの方へ体の正面を向けて、こてりと小首を傾げながらそう伝えると、両腕が広げられる。
自分から来い、ということなのだろうが緊張のあまりなかなかそこへ体を預けることが出来ない…っていうか…なんだよ、奏斗から触ってくれたら手出しますー…って…
『……奏斗、あんなに誘ってきといて…』
「ちゃ、ちゃんと、やるからっ…!!自分から手出せない童貞眼鏡くんは黙っといてよ!」
とは言ってもアキラに抱きつくなんて、そう簡単に出来るはずもなくて。
けれど自分から相手になると告げた以上、ここでやめる訳にもいかなかった。
おずおずと、その腕の中に体を寄せる。すると、腕が背へと周り、ぎゅう、と思ったより強めに抱き締められた。思わず背を伸ばすと、隙間を埋めるように、何故か更に抱き寄せられる。ぴとりと密着した胸板から、ばくばくと激しく鳴り響く心臓が伝わっていそうで途轍もなく恥ずかしかった
するりと背に回っていた手に背筋を撫で上げられ、頸を辿り、後頭部に手が添えられる。ゆっくりと体を離してアキラの方を見上げると、アキラの双眸は僕を見下ろしていた。
「…つ、つぎは、キス…、――んっ、」
そう言った途端、心の準備をする暇も与えずに、ちゅ、と軽い口付けが落とされた。あまりの顔の近さとその唇の柔らかさに、内心悶えながらも、耐えきれず、ぎゅっと目を瞑る。
「っ、っ……、」
アキラの腕の中で悶え震える自分の反応はさぞかし面白いものだろう。
揶揄われるのかと思ってそろりと目を開けた、けど目の前のアキラの表情は見たことない。
「──…あ、あきら……」
どくん、どくん、と心臓がうるさい。耳も千切れそうなくらい熱い。それを誤魔化すように、声を張り上げた。
「ふ、ふーん…可愛いねぇ?弱々アキラくんはこの程度かなぁ??笑」
『…慣れてるんですね、じゃあ…奏斗が望んでたの、しましょっか』
「ぇ、」
2回目の布団にダイブ、見上げるとアキラがにっこりこっちを見てきていて…気持ちが悪かった、なんだろ…おじさんってこんな感じなのかなって…なんか嫌な予感がする…