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最終話です!!!
それでは本編どぞー
「ここかー!いい景色だね!」
高台に吹く風の中、アメリカは満足そうに空を見上げた。
「……悪くないな」
イギリスも隣に立ち、遠くの景色に目を向ける。
今日は“遠出”。
あいつからの誘いで、ここまで来た。
(……来てよかった)
そう思ってしまう自分に、少しだけ苦笑する。
「なあイギリス!」
「なんだ」
「こういうの、なんか特別って感じするよね!」
「……特別、か」
その言葉に、胸がわずかに揺れる。
(特別なのは——)
言いかけて、やめる。
言えるわけがない。
「なあ、こっち来なよ!」
アメリカが手招きする。
少し先、柵の近く。
「危ないぞ」
「大丈夫だって!」
仕方なく近づく。
風が強く、足元が少し不安定になる。
そのとき。
「っと」
バランスを崩した瞬間、腕を引かれた。
「危ないんだぞ」
低く、真剣な声。
距離が近い。
顔がすぐそこにある。
「……離せ」
「ちゃんと立てるかい?」
「問題ない」
そう言いながらも、心臓はうるさいままだった。
アメリカは手を離すと、いつもの調子に戻る。
「びっくりしたんだぞ!」
「……お前のせいだ」
「えー?」
笑い声が風に混ざる。
しばらく並んで景色を見ていた。
静かな時間。
なのに、落ち着かない。
(……今だろうが)
こんな機会、もうないかもしれない。
「なあ」
「ん?」
振り向くアメリカ。
逃げるな。
「……お前は」
声が、少し震える。
「俺といると、どう思う」
一瞬の沈黙。
アメリカはきょとんとした顔をした。
「どうって?」
(やっぱり分かってない……!)
それでも。
引くわけにはいかない。
「……楽しいか」
絞り出すような言葉。
アメリカはすぐに笑った。
「当たり前だぞ!」
迷いのない声。
「イギリスといるとさ、なんか落ち着くし、楽しいし」
まっすぐな言葉。
「また来たいって思うし!」
胸が、強く打つ。
「……そうか」
それだけで、十分だった。
(……これ以上は、望みすぎだ)
そう思って、視線を外したそのとき。
「イギリスは?」
「……は?」
予想外の問いに、固まる。
「俺といて、どうなんだ?」
逃げ場がない。
風の音だけが響く。
(言え……)
今しかない。
「……っ」
手を握る。
震えが止まらない。
それでも。
「……悪くない」
精一杯の言葉。
遠回りで、不器用で。
それでも——
アメリカは少しだけ驚いた顔をして。
そして、ふっと笑った。
「そっか」
その一言が、やけに優しく響く。
「じゃあさ」
「なんだ」
「これからも一緒にいるんだぞ!」
「……っ」
簡単な言葉。
なのに、胸がいっぱいになる。
「……仕方ないな」
顔を背けながら答える。
「お前がどうしてもと言うなら」
「はは、素直じゃないね!」
「うるさい!」
いつものやり取り。
でも、どこか違う。
完全には伝わっていない。
それでも——
「また来るね!」
「……ああ」
確かに繋がっている何か。
(……これでいい)
今はまだ、この距離で。
少しずつでいい。
いつか——
(いつか、ちゃんと)
その日まで。
イギリスは小さく息をついた。
隣には、変わらず鈍感なヒーロー。
そして——
それでも離れたくないと思う自分がいた。
お疲れ様です〜最終話終わりました!
どうでした?多分「中途半端やな!」って思う人もいたと思います。なので!この全体のお話が♡100いったら続編(付き合う編)も書こうと思います〜
続きを見たいみんな!♡してくれたら主が書くよ!
ということなのでばいなら〜