テラーノベル
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♡100いったので続編(付き合う編)を書いていきます!!2話で終わらせる予定です✨️✨️
みんなたくさん♡してくれてありがとう😭😭
では本編どーぞー!!
「なあイギリス!」
「なんだ」
いつものように部屋に響く声。
何も変わらない日常——のはずだった。
「今日さ、ちょっと相談があるんだ」
「……は?」
珍しく少しだけ真面目なトーンに、イギリスは眉をひそめる。
「相談?」
「そう、相談!」
アメリカは椅子に座りながら、腕を組んだ。
「俺さ、最近ちょっと変なんだよな」
(変なのは前からだろうが)
心の中でツッコミを入れつつも、イギリスは黙って続きを待つ。
「なんかさ、誰かといるとドキドキするっていうか」
「……っ」
一瞬、呼吸が止まる。
「落ち着くのに、変に意識するっていうかさ」
(やめろ)
それ以上言うな。
期待してしまう。
「これってなんなんだい?」
「……知らん」
ぶっきらぼうに返す。
だが声が少しだけ硬い。
「えー、相談乗ってくれよ!」
「……相手は誰だ」
思わず聞いてしまった。
アメリカは少しだけ考えて。
「んー……金髪でさ」
「……っ」
「紅茶ばっか飲んでて」
(やめろ……!)
「すぐ怒るけど、なんか優しくて」
心臓がうるさい。
「俺が困ってると助けてくれるやつ」
沈黙。
アメリカは首を傾げる。
「なあイギリス、これって——」
「恋だ」
「え?」
即答だった。
イギリスは顔を背けたまま続ける。
「それは恋だ。以上だ」
「おお……!」
妙に納得した声。
「そっか、俺恋してるのか!」
「……そうだな」
(……終わった)
静かに、そう思った。
分かっていたことだ。
いつかはこうなると。
(相手はどうせ……)
自分ではない。
分かりきっている。
「じゃあさ!」
「……なんだ」
「どうやって伝えればいいかな?」
「……好きだと言えばいいだろうが」
投げやりな返答。
だがアメリカは真剣に頷く。
「そっか……よし!」
立ち上がる。
「イギリス、ありがとう!」
「……ああ」
そのまま出ていこうとする背中。
止める理由なんて、ない。
(これでいい)
そう思った、そのとき。
「——なあイギリス」
「……なんだ」
振り返るアメリカ。
いつもと少し違う顔。
「好きだよ」
時間が止まる。
「……は?」
思考が追いつかない。
「だから、好きだって」
まっすぐな視線。
冗談の気配は、ない。
「君のこと」
「……っ」
言葉が出ない。
「さっきの話、全部君のことだったんだけど」
「な……」
頭が真っ白になる。
「え、気づいてなかったのかい!?」
「気づくか!!」
叫びながらも、顔は真っ赤だった。
(なんでだ……!?)
「だって俺、ずっと言ってたぞ?」
「言ってない!!」
「えー!?」
本気で驚いている顔。
(こいつ、本当に……!)
だが。
その言葉は、確かに本物で。
「で、どうなんだい?」
「……何がだ」
「返事!」
逃げ場がない。
ずっと、言えなかった言葉。
それを今、突きつけられている。
「……俺は」
喉が震える。
それでも。
「……お前が、好きだ」
やっと、言えた。
ほんの一言。
それだけなのに、こんなにも時間がかかった。
一瞬の沈黙のあと。
「やったー!!」
アメリカが満面の笑みで叫ぶ。
「相思相愛だね!」
「うるさい!!」
だが。
否定はしない。
できない。
「じゃあこれって付き合ってるってことでいいよね!?」
「……っ」
顔を背ける。
「……好きにしろ」
「よっしゃ!」
その声に、思わず笑いそうになる。
(……本当に)
「……馬鹿」
「なんだい!?」
「なんでもない」
やっと届いた想い。
遠回りして、ようやく。
「……これからも、来るんだろうな」
「当たり前なんだぞ!」
即答。
「ずっとね!」
「……そうか」
それなら——
「……好きにしろ」
今度は、少しだけ素直に言えた。
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あめ
あめ
#他カプ有り
ちょこましゅまろ