【tn side】
幹部が数人集まっている中、幹部の中では一番の新人チーノが食堂へ来る。
だが、いつもいるショッピくんはいない。
tn「…まだ熱下がらんのか?」
ci「微熱にまでは下がってんけど……」
きっとまだ全回復ではないんだろう。
チーノは少し眉を下げて俺の方へ来る。
ci「…なぁ、トントン、?俺、ちゃんとショッピを助けてあげれるかな、?」
普段チーノは人に弱音を吐かない。
今日は周りを気にしていない、いつもは気にしすぎるけど…。
きっと、いつになっても回復しないショッピを見て、不安になってしまったんだろう。
tn「大丈夫や、ちゃんとショッピくんは回復するよ」
そう言いながら俺はチーノの頭を撫でる。
チーノはうれしそうに目を細めた。
その時
kn「ショッピくん?!」
コネシマが叫ぶ。
相変わらず鼓膜が破れそうな大声だったが、今はそれどころではない。
見ると、ショッピくんが来ていた。
ci「え…ショッピ、!大丈夫なん?」
ショッピくんはチーノを見るなり、チーノの隣に行き、チーノの服の裾をつかむ。
ci「ショッピ…?どしたん、?」
ショッピくんは一瞬戸惑っていたが、チーノに喋ってもええよと言われ、口を開いた。
shp「…チーノ様が、いらっしゃらなかったので……来ました」
ci「そっか…ごめんな?ショッピの事置いてったりしーへんから」
チーノはそう言いながら一回り小さいショッピくんを抱きしめる。
ci「大丈夫、誰もショッピから離れへんよ」
「でもやっぱ…」
チーノはショッピくんに目線を合わせると、言った。
ci「チーノ様、は嫌かな」
shp「ではご主人様…」
ci「ちゃうちゃう!!!」
チーノは微笑むと、少し恥ずかしそうに言った。
ci「…チーノって呼んでや、チーノ」
shp「…チーノ、、、、様」
ci「様つけちゃいかん!!!チーノ!!」
shp「チーノ……さm」
ci「ダメ~!!!」
そんな2人の言い合い(?)を見ていると、自然と笑みがこぼれてくる。
ut「ほんまかわええ事しとるわ~」
「僕の後輩、可愛すぎるやろ」
tn「いつお前だけの後輩になってん」
ut「そんなん今に決まっとるやろ~」
そんな会話を大先生と広げながらチーノとショッピくんを見る。
言い合い(?)はまだ続いていた。
tn「…チーノにだけでもあーやって声出してくれるようになった事、めっちゃ嬉しいわ」
ut「トンママが出てまっせ」
tn「誰がママじゃい!」
きっとこのままうまくいけば、確実にいい方向に行くに違いないな…
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