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空気が凍りついた
それは、とある魔法史の時間。その日は遠い昔に使われていた魔道具について説明された。鏡に幻覚魔法をかけ、その鏡に殺したいほど憎い相手を映し出す。そして、それを昔は訓練に使用していた。今どき殺したいほど憎い相手なんてそうそういない。だってここはあくまで夢の国。そんなやつここ百年でもいなかった。だからその鏡は普通に授業に出していた。
だが、監督生は違う。世界が違えば環境も違う。監督生はその鏡を見た瞬間、鏡に殴り込みに行った。そして監督生は、とてつもなく険しい顔をしていた。
エース「お、おい監督生。何やってんだよ」
デュース「そうだぞ。学校の備品を壊すなんてお前らしくもない」
トレイン「、、、もしやこの鏡に誰か映っていたのか?」
監督生「、、、すみません。」
ここで冒頭に戻る。
監督生に関わった人はみな、口を揃えてこういう「監督生は優しい。いや、お人好しすぎる」と。簡単だ、いくらオバブロに付き合わされようが、マブに巻き込まれようが、いじめられようが。それ以上に嫌な経験がある。だから怒らない。ただ、監督生はこんなこと言わない。
そのまま授業が終わり、そして今はもう放課後。今日、マブやグリムは監督生とあまり接していない。噂は瞬く間に広がった。一体あの鏡に映っていた人が誰なのか、皆気になっていた。そしてマブたちは監督生に、聞きに行くことにした。
エース「なぁ、かんと「お〜い監督生」
エースの話をさえぎり読んだのはカリムだった。もちろん従者であるジャミルも一緒にいた。
3人「なっ、カリム先輩、ジャミル先輩」
カリム「よぉ〜お前らもいたのか〜。実は俺監督生の嫌いなやつ誰だか知りたくてよ〜」
ジャミル「おい、カリム」
デュース「ど直球っすね」
監督生「別にあなた方の知らない人です」
カリム「人を殺したいだなんてあんまり思ったらだめだぞ。そんなことより宴をしたいって思ったほうが、楽しいだろ」
ジャミル「すまない監督生」
監督生「何がわかるんですか?」
みんな「えっ!?」
監督生「何がわかるんですか?あなた方に。命よりも大切な人を殺したやつを許せと言いたいんですか。ふざけるな。あいつだけは許さない。たとえ周りが許そうとも、神がゆるそうとも。あいつだけは何度死のうと、何度生き返ろうと、何度転生しようと殺す。この命尽きるまで」
周りは圧倒された。これほどの怒りを見たことがなかったからだ。そして監督生にこんな感情があったことに。最後に監督生は言った。