「 ボコボコ….、」
「調子に乗るんじゃねぇよ….!」
「桃宮….君は全く…。」
「….。」
「また喧嘩したの…?もう先生注意嫌だよ?」
「お前には関係ねぇし。」
「このままだと君退学か留年になるよ…?」
「いいの….?」
「あっそ…..。」
ガタン…。
「はぁ …。」
外は足が棒になるほど寒い2月。
ため息は案の定、白くなって空へ行く。
俺は桃宮 里美。
すとぷり学園学校1の問題児と言っても
過言では無いと思う。
そりゃあ。毎日のように喧嘩はするし、
教師にはタメ口だし。
留年、退学 間近だ。
「ねぇ。君、此処立ち入り禁止だよ?」
「あ?」
急に入ってきたガサガサな声で気が散る。
「あ~君桃宮くんだよね…。」
「それが何だよ ….。」
「君退学間近何だって …?」
「なっ…..何でそれ知ってんだよ…!」
「僕が勉強教えてあげるから条件
満たしてくんない?」
この半生意気な優等生ヅラしてるのは
青柳 恋露。
この学校は校則が緩いからいいけど
こいつは伊達メガネ青髪野郎だ。
「は?無理無理無理。」
「….はぁ…。こんな優しい
僕が教えてあげんのに
その断り方ないよね~….♡」
急にキモおじ感が増して鳥肌が立つ。
「とッ…とにかくお前には教えて貰いたく
ねぇんだよ。とっとと失せな。」
「だ~め..僕は簡単に失せないの。」
「チッ…..ガリガリでチビな癖に..」
ガシッ
とたん 、両腕がもの凄い力で掴まれた。
「おまッ ….!何処からそんな力ッ….」
「え~?♡可愛い子の為に本気出してんだけど….♡」
…..?可愛い….?かわいい…..カワイイ….
「へッ….?俺….?」
「そうに決まってんでしょ…?♡」
「ッ…!てか離せッ….!」
自分の腕を振り回す。
「力弱いね里美ちゃん…♡これで
喧嘩勝ってんの…?♡」
怖い。こわい。
こんなに恐怖を感じたのは初めてだった。
こうなったら….最終手段。
「おらぁぁぁぁぁあ!」
思いっきり股間を蹴った。
「ぐはぁぁ…!」
力が弱くなった。今だ。
スタタタタ。
俺は走ってその日は逃げた。
あの日から数日。
俺はアイツには会っていない。
俺は唯一のダチと話す。
「里美も今度一緒にゲーセン行かへん?w」
こいつは手秘香 慈流。
唯一の親友。
「いいなそれw俺も行くわw」
「じゃあ今週の土曜な、!また!」
「おう!」
「よし..。寝よ。」
俺はスマホをいじりつつそう言う。
ピンポーン。
23:00のはずなのにインターホンがなる。
「はぃ……」
「あ、やっぱり里美ちゃんじゃん♡」
ゾワッ……
俺は急いで切った。
あいつ俺の家知ってて….?
がちゃん。
「ッッ….はッ…..?」
「….♡良かったぁ、合鍵作っといて….。」
「ッ….、」
「じゃあ…..♡この前の
“お仕置”しないとね….♡」
ℯ𝓃𝒹
後書き
皆さんお久しぶりですぅ。
ジェルくん疲れてたんだなって思います、
続き見たかったら
♡お願いしますm(_ _)m
あのなんか桃さん病んだのは
長引きそうなので
8月後半にします🙏
ではまた!
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