テラーノベル
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目を覚ますとぼんやりした視界の端にジヨンヒョンの顔があった。
ベッドの横の椅子に腰をかけて、俺の手を握ったまま少しだけ眉を寄せている。
寝てるのかと思ったけど俺が動いたのに気づいてすぐ目を開けた。
好きだから
ジ(ん…、スンちゃん起きた?
ス(…ひょん、ここ家…、?
ジ(うん、スンちゃん倒れたんだよ。
ジ(ほんとびっくりしたけど起きて良かった
心配そうに見つけてくるその視線に胸の奥がズキっと傷んだ。
俺なんかのせいでまたヒョンに心配かけちゃった。
ス(…ごめん
ジ(謝ることじゃないよ
ジ(疲れてたんでしょ?
ジ(無理はしないで
ジヨンは俺の頬に手を添えて、優しく撫でた。
その温かさに触れると、罪悪感と同じくらい強い安心感が押し寄せてきて、涙が滲んだ。
ス(俺迷惑ばかりかけてるよね。
ジ(ううん、スンリいないと俺寂しい
寂しい。
ヒョンの口からそんな言葉が出るなんて思ってなくて胸が熱くなる
ス(ほんと…?
ジ(ほんと。俺スンリのこと大好きだから
あっさり言うから、逆に心臓が跳ね上がった。
顔が熱い。うまく返せない。
でも気づけば口が勝手に動いていた。
ス(…俺も、ひょんのことだいすき
声が震えて、すごく怖かった。
でもジヨンは、そんな俺の言葉を笑わなかった。
小さく目を細めて、嬉しそうに微笑む。
ジ(知ってるよ。でももう1回聞けて嬉しい
そう言って、握っていた手をぎゅっと強くしてくる。
俺の手なんて、冷たくて頼りなくて……それでもジヨンは離そうとしない。
ジ(…あのさ
ス(…、?
ジ(やっぱ手、冷たいね
ふっと笑いながら言われた瞬間、どう返せばいいのかわからなくなった。まただ。
ただ黙って俯いてしまった俺に、気まずい沈黙が落ちる。 その空気に耐えられなくなって、心の声が溢れた。もう同じことは繰り返したくない。
ス(…俺、ヒョンにふさわしくないってずっと思ってた
ジ(…スンちゃん、
ス(俺なんていらないんだって。いつもそう思って…だから、怖かった。
ジヨンはすぐに俺の肩を抱き寄せた。
温かくて、強くて、全部受け止めてくれるみたいな抱きしめ方だった。
ジ(バカだね、笑いらないわけないじゃん
ジ(俺の隣はスンちゃん専用
耳元に落ちてくるその声に、胸がいっぱいになった。
言葉が出ない。代わりに腕を伸ばして、必死にヒョンの服を掴んだ。
ス(…ひょん、好き
ジ(俺も。抑えきれないくらい。
顔を上げた瞬間、ジヨンの唇が近づいてくるのがわかった。
反射的に目を閉じると、そっと重なった。
甘くて、苦しいくらいのキス。
ス(…んッ、
ス(んふッ…、
思わず漏れた声に、自分でも驚いた。
ジヨンの指が首筋を撫でて、背筋が震える。
息が苦しくなるほど長くて深いキスに、心も体もとろけそうになる。
ス(ひょん…もっと…
ジ(スンちゃん…可愛すぎるよ、
ジヨンの囁きに、胸が爆発しそうだった。
俺たちはもう付き合ってる。
そのはずなのに、今この瞬間、初めて本当に心も体も繋がった気がした。
そして気づく。
俺はジヨンヒョンがいないと生きていけない。
それくらいにもう深く、深く恋に落ちていた。
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多分次で終わると思います‼️‼️‼️
次の話が1000いいねなのは皆さんがいいね早すぎるからです…笑笑ほんといいねありがとうございます😔💧💞あ、だからといっていいねしてくれないのは悲しいので無理のない程度でいいねお願いします🤫💞続き楽しみにしててください💓
コメント
6件
うちがいいねする前に1000いいね越えてたぁ😭嬉しい事なんだけどさ?!! もうずっとニョントリは幸せにしろください😡 ゆちゃんの書き方めっちゃ尊敬する?
えもうほんとに、書くの上手すぎてやばい!!🥹💗 ジヨンのヒョンっぷりが最高!!😭💗💗
スンちゃん、どんどんジヨンに堕ちていくのいいですわぁ🫶 もう、2人お幸せに😚💕