キリのぬりえ

僕は絆なんていうのはないと思うんだ。

周りからずれたものは忌み嫌われ

たった一枚の葉のように

朽ちていく葉のように脆く崩れる。

一度ずれてしまったら

それがたとえ親しい人たちだったとしても

凩にさらされ冷たい世界に堕ちていく者を

止めようとはしない。

絆で繋がっていようが、いまいが

脳や体は救いの手を差し伸べることを望まない。

それは自分を守るためのことだからと

傷つきたくない心が言うからさ。

あーあ、少しシリアスにしてしまったね…。

この話題は川にある葉のように流してほしい

全く、そーんな暗い顔しないしない。

ほら、みてごらん。

水面の中で月に照らされた楓の葉が輝いてるよ。

色付いた景色を楽しみながら、

甘味でも食べたらきっと忘れられるさ。