色々と注意
「本」という物は様々な種類が存在する。
絵本 小説 エッセイ 漫画 他にも。
そんな「本」を通した2人のお話。
ある時のこと。
俺は本を読んでいた。
元々読書はあまり好きでは無い。
しかし本屋に参考書を買いに行った時、
この本が視界に入り自然と買ってしまった。
まぁ、読んだら意外と面白かった。
『ねぇ!君はだあれ?』
明るい太陽のような少年が問いかける。
『おれはーーだよ!!君は?』
『僕はーーって言うんだ!』
『いい名前だね!!』
『良かったら僕達友達にならない?』
『もちろん!よろしくねーーくん!』
『ーーくんは何歳になったの?』
『ーーでいいよ』
『そう?昔からの癖で笑』
『じゃあ、呼び捨てにするね』
『ーーは進路希望どうする?』
『進路希望ねぇ…..。』
紙を見せながら問いかける君を見つめ悩む。
『ーーは?どうするの?』
『おれは刑事になりたい!』
『刑事?いいね、』
『ーーは?』
『俺….教師..かな』
『おお!いいね!ーー頭いいし!』
『俺応援する!』
『ありがとう笑』
『ーー。』
『……..』
『ねぇ、ーー、』
『あ、ごめん、どうした?』
『最近疲れてない?大丈夫?』
『大丈夫だよ笑』
『嘘。』
『嘘じゃないよ大丈夫笑ありがとう』
『ん…….』
「よく分からない内容だな….」
俺は何の話か理解できなかった。
ただ様子からして、子供から高校生までは上がっている。
「難しい….。」
そして次のページをめくった時の事だった。
『教師になる』といった彼目線のページの続きが焼けて消えていた。
めくってもめくっても焼け焦げていて読めない。
「なんなんだこれ….」
しばらくめくると次は『刑事になる』と言った彼目線の話になった。
『ーー。元気?』
『今日も相変わらず暑いね。』
『安心しろ!いーっぱい水かけてやる!』
1つの墓の前でそう言いながら水をまいた。
花と供物を置き、手を合わせる。
『ーー。天国にいるか?』
『俺は刑事になったよ。ちゃんと。』
『お前がどういう理由で自殺したかは分からないけどお前の分も生きるよ。』
『じゃあな。猿山。また来年。』
「あー、自殺ね、ふーん。」
「最後に名前出てくるんだ、」
「刑事の名前は分かんないな、変なの」
この時の俺は気づかなかった。
この本はとある2人の人生ってことに。
解説
〝この本はとある2人の人生ってことに。〟
この本の初めから終わりは2人の人生の初めと終わりを表している。
つまり1ページ目で2人は出会った。
その後数十ページ後に高校生になった2人の話になる。
〝進路希望〟
当時、〝猿山〟と思われる彼は家庭の事情で、教師にならなくてはならなかった。
だが、もう1人はその理由に気づくとこはなかった。
だが、高校卒業後、彼が暗くなったのは理解できていた。
その理由はまたもや考えられなく、心配することしか出来なかった。
結果、彼は家庭からの期待と外れた教師になってしまい、追い詰められ、学校の古い歴史のある呪いをもつとされるものに呪われる。
果てに彼は苦しくなり、誰にも相談できないまま、自ら1人でこの世を去った。
って感じになります。
読んでるのはその〝猿山〟の曾孫にあたる存在、〝猿山 らだ男〟だった。
誰が書いたのかも、刑事になった少年が誰かも分からない謎に包まれたお話を曾孫が買ったのはきっと学校の呪いが彼にもついていたのでしょう….。
もしかしたら〝猿山 らだ男〟も〝猿山〟と同じ人生を送るのかもしれませんね。
如何でしたでしょうか!
自分でも意味のわからないお話ですがなんか好きなんですよね、ミステリー系!
ちなみに学校の古い歴史の呪いは口兄鬼で言うところの鬼です!
表現の仕方ないが分からなかったんです!!
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