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昨日のようにシャワーを浴びたばかりの彼が、薄いコットン生地の白シャツに半ズボンで佇んでいた
彼の右手には昨日と同じ手錠があった
彼は微笑みながら肩眉をあげて私に手錠を差し出した
シャツのボタンは外したままなので、素晴らしい胸の筋肉の谷間が見え隠れしている
そして私の目は彼が差し出している、銀の手錠に目が行った胸が高鳴り過ぎて口が聞けない
私は無言で手錠を受け取った
彼はシャツを脱いで、そしてズボンとトランクスを自ら脱いだ
彼の背中の動く滑らかな筋肉に目を奪われた
一糸まとわぬ彼の裸体を眺めているうちに、心臓はおかしなぐらいドキドキしてくる
私は終始無言でしゃべることもできない、喉はカラカラに乾いている
「昨日とおなじ感じでいい?」
彼はベッドに入ろうとしたその背中を、ゆっくり撫でた彼の体がビクンと反応する
「いいえ・・・あの・・・私・・昨日と違うやりかたをしてはダメ?」
思わず声にでた一気に恥ずかしくなる
彼は最初目を丸くしていたけど優しく微笑んだ
「君の好きなやり方だったらどんなことだって―― 」
「あ・・・あの・・・・私・・・あなたの後ろ姿を見たことがなかったものだから・・・ 」
私は言い訳のように説明した、赤面した所を見られたくなくて思わず手を口元にあてて下を向く
ハッと彼が息をのむ音が聞こえた一瞬の沈黙のうち彼がかすれた声で言った
「だったら・・・僕は立ってたらどうかな? 」
私の方を向き彼が両手を差し出した
「こうやって後ろ向きにベッドのパイプに両手を縛ったら・・・僕は何も出来ないし何も見えないよ・・・ 」
「う・・・・うん・・・・ 」
恥ずかしくてとても目を合わせられないけど、彼が優しく誘導してくれる通りに私は彼の手首を両方ベッドのパイプに縛った