コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
#6「作戦開始」
とりあえず今日はシルクさんと
話さないようにしないと…
でもそうなると暇になるな…
いつも通りいじめられるかもだし
唯一の話し相手がいなくなったわけだし…
ピロリン♪
ん、シルクさんから?
そういえばシルクさんや兄貴と
LINE交換してたんだった。
シルク『作戦通りで行くぞ‼️』
シルクさんったら…可愛い。
ポチポチ…
『了解‼️』
「行ってきまーす!!」
「ロミアちゃん行ってらっしゃい〜!」
ー学校
ガラガラ…
「おはようございまー…」
バシャッ
「…あ」
あーあ…私としたことが…
忘れてたよ、もう…。
よく見たら机にも落書きされてる…
始まったな…。
早く掃除しなきゃ。
ー中間休み
よし、授業終わり。
ノートまとめとかないとテストヤバいよ…
とりあえずいじめっ子たちがいないとこ行こ…
バンッ
「わっ!?」
だ、誰か走ってきてぶつかった?
やばい、謝らないと…
ってこのパターン…なんだか見覚えが()
「あ、ごめん!えっと…ロミアちゃんだよね?」
「…へ?」
え、私の名前を知ってる…?
どうゆう事だ?
「ちょっと来てくれない?」
「え、えぇっ?」
誰かもわかんないし…
とりあえず着いてこ…何されるか…
ー屋上
「え、屋上…?(小声)」
「ごめん、人目の付かないとこ来たくてさ」
「どうして…?」
ますます訳が分からない。
そもそもこの人誰なの?
「シルク…って言ったらわかるか?」
「シルク…さん?」
シルクさん…?
なにか関係があるのかな?
「自己紹介するよ、俺はモトキ。」
「モトキ…さん」
「あ、いたいた!もっきゅんその子?」
「そーだよ!」
「…?」
モトキさんと名乗る人の後ろには
4人ほどの男子たちが集まってた。
え…私今からボコされるの…?
「俺はマサイ」
「俺はダーマ」
「俺はザカオ!」
「俺はンダホ!」
「ろ、ロミアです…」
よくわからないけどとりあえず優しそう…?
「俺らシルクに頼まれて
今ここに連れてきたんだよ」
「…えっ?シルクさんに?」
「そーそー!」
「話は聞いたよ、
ロミアちゃんはシルクんとこいんだろ?」
「まぁ訳あってそうなってます…」
「でも問題があんだよな?昨日の事。」
「は、はい…」
「だから一時的に俺らんとこで過ごさない?」
「え…でもそんな悪いですよ…
シルクさんのとこに過ごさせてもらってるのも
十分迷惑かけちゃってますし…」
「大丈夫大丈夫!俺らそんなことで
いちいち文句言わねーし(笑)」
まぁもしアイツに見つかったら
シルクさんも危ない目に合うかもしれない…。
それは絶対嫌…
「ね?どうする?」
「じゃあ…お願いします…」
「OK〜!じゃあとりあえずモトキん家で」
「許可なしに決めんな!(笑)
まぁいいけどさ」
「よろしくお願いします…」
モトキさんかぁ…
シルクさんとは友達みたいだし…
信用できそう。
「あ、そうだ!ロミアちゃんも
フィッシャーズに勧誘しない?」
「フィッシャーズ…?」
日本語で翻訳すると、魚軍…。
てか私友達じゃないけど…
「じゃあ友達になろ?」
「え…ともだち…?」
私と…友達?
友達なんか一人もいないこんな私と?
「いい…の?」
「うん!みんなイツメンのメンバーになろ!」
「…うぅ…(泣)」
「え、えぇ!?どうしたの?」
「友達なんて…
できたこと…なかったからぁ…(泣)」
泣いちゃったよ…
我慢してたんだけどな…
「ヨシヨシ(。・ω・)ノ゙」
「…?」
「今までに辛いことがあったんだろ?」
「マサイ…さん」
「なんでも愚痴ぶつけてくれていいから
俺らと一緒に笑ってようぜ?」
「…((・・*)コク」
みんな優しいなぁ…
ありがとう…こんな私に。
「ありがとう」