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花が枯れるまで
第1話 🥀
𝑠𝑡𝑎𝑟𝑡
お母さん「ほら、湊(みなと)お花よ」
湊「わぁ〜!おかあさんありがとう!」
お母さん「あとね、これもどうぞ」
湊「?なにこれ、」
お母さん「湊が欲しがってた人形よ」
湊「このこおかしいよ?」
お母さん「でも可愛いじゃない、ほら飾っておいで」
湊「うん!」
あぁ、また花が枯れたらお別れの時間を
迎えるんだ
花なんてすぐに枯れちゃうからすぐに
お別れだね
どうか、今回だけはこの子の記憶に
残りませんように
湊「おかあさーん!」
お母さん「はーい!」
湊「このおはななーに?」
お母さん「これはねハマユウ(浜木綿)っていう花よ」
湊「へぇ〜!」
お母さん「ちなみにこの人形はこの花の隣にいたの」
湊「ふしぎだね!」
お母さん「えぇ、そうね、不思議よね」
まだこの子は知らない
この子と人形が別れる事を
湊「ねぇ、おにんぎょうさん、どうしておはなといっしょにいるの?」
人形「それはね、」
湊「ウワッ!しゃべった」
人形「フフ、湊くんが話しかけてくれたからだよ」
人形「一緒に居るのは私とこの花は友達だから」
湊「へぇ〜!そうなんだ〜!」
人形「えぇ、」
湊「おかあさーん!おにんぎょうさんがしゃべった!!」
お母さん「えっ?!嘘!バタバタ」
ガチャ
湊「みててね!おにんぎょうさんしゃべって!」
お母さん「あら、喋らないよ?」
湊「あれ?どうしてだろ?」
お母さん「お母さんの前では恥ずかしいのかも」
湊「そうかも!」
お母さん「ふふ、」
ガチャ
湊「おにんぎょうさんはずかしいの〜?」
人形「お人形は心の綺麗な子供の前でしか喋らないの」
湊「みなとこどもじゃなーい!」
人形「私から見たらまだまだ子供よ」
そう汚れを知らなくて純粋な子供
お母さん「湊ー!ご飯よ!」
湊「はーい!」
湊「おにんぎょうさん、まっててね!」
人形「えぇ、分かった」
ガチャ
人形「ハア、また、この花が枯れたらお別れね、どうか今回だけはこの子の記憶に残りませんように、私の記憶に残りませんように」
ガチャ
湊「おにんぎょうさ〜ん!ねよう!」
人形「えぇ、そうね」
湊「おにんぎょうさんのおなまえは?」
人形「どうして聞くの?」
湊「えっとね、みなとよびにくい!」
人形「お名前は無いの、」
湊「みなとがおなまえつける!」
人形「いいよ」
湊「うーん、、じゃあ!○○!」
○○「えぇ、それでいいわ」
湊「○○!○○!」
○○「何?」
湊「えへへ」
○○「そういえば湊くんは私が喋るの怖くないの?」
湊「楽しいから怖くないの!」
○○「そうなのね」
お母さん「湊、そろそろ寝ようか」
湊「うん!○○もこっち!」
お母さん「あら、名前付けたの」
湊「うん!」
お母さん「可愛い名前ね」
湊「でしょ、でしょ!」
お母さん「おやすみ」
湊「おやすみ!」
神様、どうか今回は長くここに
居させてください
そうゆう時に限って、、別れは早く
迎えに来るんだ
ヒラヒラ
○○「もうすぐね、枯れたらお別れね、これで何人目かしらボソ」
本当に寝顔で分かる、この子は汚れを知らず
別れなんて知らない、純粋な子供ね
ここに居れる時間も迫ってる
湊くんはそれを知らないわよね
知ってるのは私だけだから
𝕟𝕖𝕩𝕥➯➱➩
はい!初の試みの小説です!
初めてノベルの方で小説を書いてみました!
今回は子供では無く、お人形がこの物語の
主人公的なお話です!
多分短い話になります!
それでは終わりましょう!
バイバイ👋
ハマユウ(浜木綿)の花言葉
・どこか遠くへ
・汚れがない
コメント
15件
はじめまして!見てると素敵でドキドキ!大好き!莉犬くんも大好き!