クロックレディはあまりの暑さに、額に手の甲をかざす
クロックレディ「思った通り、灼熱の世界ね…」
アマ「そうだな。だが、我はこの暑さに魅力を感じる」
アマテラスもクロックレディに並んでギラギラと照り付けてくる太陽を見やる
すると、2人の体がふわりと宙に浮いた
どうやら、パワちゃんが2人を持ち上げて自分の肩に乗せた様だ
アマ「…運んでくれるのか?」
パワちゃん「……コクッ」
パワちゃんは頷くと、タッ!と大股で砂漠の砂を踏み締めて走り出す
クロックレディ「フフフ……悪くないわね♪」
アマ「嗚呼、そうだな」
3人は互いに見つめ合った
マタロウ「……どういう事だろう…」
ジンペイ、コマ、マタロウ、ゴロミ、バケーラの5人は、
先程アゲハ達が居た砂漠地帯に辿り着いていた
マタロウ「途中から3人の足跡が1人分になってる…」
砂の上には、交互に踏みしめられた跡が残っている
マタロウ「取り合えず追って((ベチャッ………えっ??」
耳障りな不快な音に、マタロウは自分が何かを踏んでしまった事を悟る
そして恐る恐る左足の裏を見ると……
マタロウ「って、フンだ!猫のフン踏んだ――!!」←
マタロウは青ざめてショックを受け、足の裏にくっ付いて離れないフンを見つめる
ジンペイ「おいおい。玉田マタロウじゃなくて、『フン田マタロウ』かよぉ~」
ジンペイは臭そうに鼻をつまむ仕草をして足を動かすと…
べちゃっ←
ジンペイ「えっ?ギャアアアア!!俺も踏んだっ!『寺刃フンペイ』になっちまった!」
ジンペイは白目を剥いてガガーンとショックを受ける
コマ「僕も『小間フン太夫』になっちゃったよぉー…」
コマも座り込んで両足の裏にくっ付いてしまったフンを見る
すると、ハッとなって辺りをキョロキョロと見回す
コマ「もしかして……」
そして懐からスマホを取り出し、パワードスーツを着込んだままの手で画面をタップした
コマ「やっぱり!この辺りは、猫の『集合地帯トイレ』だよ!
学園内に数多く棲んでいるといわれている猫達に、
超快適なトイレとして使われている場所なんだ!」
マタロウ「何それ!?」
ジンペイ「まあ、こんだけ大量の砂があれば、ウンチのし放題だからなぁ」
ジンペイは頬を染めてもじもじし始める
ジンペイ「あ~…俺もプリッとしたくなってきた~///」←
マタロウ「猫かっ!」
バケーラ「スッキリしたド~///」←←
マタロウ「猫だねっ!!」
マタロウはガンッ!とジンペイの肩を叩いた後、ズビシッとバケーラに突っ込んだ
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