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役に立たない表情筋を恨みながらトントンさんに引きずられて生徒会室に入る。
『…引きずるならもっと優しく引きずっておくれ…我死んでまうよ、トントンくんよぉ…』
tn「ん〜?なんや、聞こえへんなぁ?転校初日から遅刻してきたやつの言葉なんて〜」
『グッ』
トントンさんに引きずられていた俺が諦め始めた頃、トントンさんが足を止める。
tn「グルさん、連れてきたで。」
??「…良く来た。…俺が言うのも何だが…あー…とりあえず立ち上がったらどうだ…?」
『確かにそっすね。お見苦しいところをお見せしましてすんません。』
トントンさんが俺の首根っこから手を離す。
下半身と床が仲良くお手てつないで仲良しこよしやっていたところを引きはがす。
立ち上がり、目の前のグルさんとやらに頭を下げる。
『お初にお目にかかります。鷹富 雪翔(たかとみ ゆきと)と申します。本日付でこちらの学園に通うことになりました。
以後お見知り置きを。』
表面上だけの堅苦しい挨拶をする。
それが俺のルーティーン。
??、tn「急にかしこまったな/ゾ…」