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悔しい気持ちで帰る…私…。妹も、置いて帰るんだ…。今日ぐらいいいだろう…。そう思っている私。
「姉ちゃん!置いて行かないでよ!」
そう、怒鳴るのは妹。私は頭を下げてトイレに入る…。何言われたっていいよ…。そういう気持ちでトイレに入る。私は体内にあった水分を全部涙として出し切った。
頭がクラクラする…。私はその状態でトイレから出る…。私はスマホを手にして…LINEを見た…。誰からも来ていなかった。なんだか…寂しかった…。(LINE交換しているのは…穂香、菜奈、健翔だ。)
健翔にLINEしようかな…。いや…健翔は何も悪く無いもんね…。はぁ…。誰も無理か…。和樹とLINEできればな…。そうだ!
と私は家を、飛び出して自転車をこぐ…。和樹達がいつも遊んでいる公園それは…○△□公園だ。そこまでは5分もかからない中につく。
私はスマホだけ、持って行く…。何も考えないで飛び出した…。付いた頃…、頭がクラクラ……めまいがする…。
「愛!」
フラフラする私に近寄って来たのは…男の子…。誰だろう…声は聞いたことある…。私は…自転車に頭を強く打って倒れる…。あの男の子は誰なのか…。私は何しに公園に、行ったのか…わからない…。
気づいたときには…病院にいた…。
「あい!」
呼ぶのは…母親らしき人…。泣きながら抱きついてくる…。誰なの?お母さんなの?偽物か本物か…わからない…。誰一人…知らない…。けれど…一人だけわかるんだ。妹は…けれど…名前は知らない…私の妹とはわかるのだけれど…名前は知らない…。私の名前は…あいだと分かる。漢字はわからないけれど…
「頭を強く打ちまして、記憶が少し飛んでしまったようでます…。」
お医者さんらしき人が私達に言った。そうなんだ…。記憶が少し飛んだからお母さんも、妹の名前もわからなかったんだ…。私…もっと大事なこと…忘れているような…、気がする…。
てか…私…何をしに…○△□公園に、行ったんだろう…?(愛は…人や名前を、忘れているが出来事などは全て覚えてる。だから、○△□公園に行ったことも覚えてるのだ…。)
「あい!私はお母さんだよ?お母さんの田山羽須美だよ。こっちは、妹の田山飛鳥よ。」
羽須美さんと飛鳥ちゃんか…。
「よろしくお願いします…。羽須美さん、飛鳥ちゃん。」
私は礼をした。全く思い出せない…。お母さんなんだ〜的な感じ…。思い出せない…泣きたいくらい…、思い出せない…。本当に、私のお母さんなの?そして、妹は知ってる…。だから、妹がお母さんだと言っているから…信じよう…。
私はそうして…退院を、する…。記憶は、戻ろないけれど…