そして、学校に行く日がやってきた。ドキドキする、私。転校生見たいな感じかな〜。なんて、わくわくと緊張が、ごちゃまぜな状態だ…。
妹と学校まで行き、教室に入る…。なぜか、懐かしく感じる。
「あいちゃん?」
そう来たのは私より小柄な女の子。すごく、可愛いらしい子だった。
「おはよ。ごめん。名前、教えて?」
私は戸惑いながら名前を聞く…すると女の 子は少しすねていた。
「あ…ほのか。」
ほのかちゃんか…。どっかで聞いたことがある…。どこでかな…。なんか、仲良かったのかな?最初に話しかけてくれるってことは…。
「よろしくね。ほのかちゃん。」
ほのかちゃんの名前を呼ぶと…パズルが一つハマった…。一番仲良かった友達…穂香だ!
「愛ちゃんは、思い出してくれないの?」
穂香は涙目で言う…。思い出した…。昨日、穂香の好きな男の子と話したゃって…睨まれて…好きってなんだろう…?
「穂香?だよね?私の一番仲の良い友達!」
穂香は、ぱっと顔が明るくなった。きっと、私が穂香のことを思い出したからだろう…。
けれど…一つ嫌なことを思い出す…。昨日の話だと思う…穂香の好きな男の子に話して、仲良くしちゃったんだ…。それは、ちゃんと謝らないと…。
「愛ちゃん!思い出してくれたのね!」
穂香はパーッと明るくなる。よかった〜。あんなにくらい顔が明るくなって…。ホッとしている私。
けれど…あいつだけは…関わりたくない…穂香が好きな相手…。だって、私と仲良くしてくるんだもん…。
その後、みんな私に話しかけてくれてみんなのことがわかるようになった。けれど、二人わからなくて…それが、和樹くんって子と健翔くんって子…。どっちかが、私の好きな人らしい…どっちかって言うと…健翔くんがかっこいいなって感じる…。どっちかが、穂香の好きな人らしいだ…。って、ことは…和樹くん?けど…あのタイプ好きになるタイプじゃないしな…。わからないな…。
「和樹くん、これよろしくね。」
まさかの、和樹くんって子と委員会が同じだったみたいだ…。健翔くんは違う委員会みたいだ…。結局、私が好きな人は和樹くんってこと?(お笑い会社の社長らしい?私はよく知らないけれど…。)和樹くんか…。まぁ、かっこいいし…優しいし…健翔くんもいいけどね…。でも…昔の私って、告白までしてるみたいだ…。
でも…昔の夢は壊したくない…。
「和樹くん、私、あなたのことなんて呼んでいたの? 」
私は和樹くんに聞く。きっと、昔の私は…「かずちゃん」とか呼んでいたんだろう…。まぁ…彼女として呼ぶのはいいよね?
「和樹って。くん付なんか…初めてで…気が狂った…。」
あ…。なんか、今の私は自然的に…「くん」や「ちゃん」を付けていた…。前の私はそれを付けていなかったのが…とりあえず…違った。
「ごめんなさい。和樹。こんな呼び方かな?」
「うん。そんな、感じかな。」
そっか…。ちゃんと私のこと覚えててくれたのね…。でも、私が、本当に彼を好きになったのかは…わからない…。いつ、どこで、どうして…好きになったのかも…。知らないけれど…、彼は優しいのはわかるのかも…。
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