テラーノベル
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もしかしたらあったかもしれないifの話(過去編で病院にいたハカが憑从影に拉致されて憑从影に改造されたという設定)
ユウハカだけど終始暗いです。救いも何もありません。そしてユウマのキャラ崩壊が酷いです(悪い意味で)
くっそ短いし、過去1訳が分かりません。
捏造しかない
⚠️自殺の表現があります⚠️
好きな子がいたんだ。
優しくて…可愛くて、俺のそばにいてくれた。
だけど、その子のゆくえはわからなくてね
おれは、どうすればいいのか分かんなかったんだ。
もういちど、きみにあいたくて
おもいをつたえたかったんだ。
ユウマside
俺の”気持ち”だけ…あの日の苦しみだけが取り残された教室。俺には賑やかで鮮やかな青春も、美しさもないんだろう。ただ人の形をした汚さだけが…世界というキャンバスに黒を塗り、破いていく。
そんな無駄で哲学的なことを考える。我に返ったらもう既にバスは家の近くのバス停に着いていた。
いつもなら重いけど、今日はわざわざ軽くしたリュックを担ぎ直し、バスから降りる。
いつもとは違う部屋へ1人で行く。
いつもなら触らない機械を触る。
今日はいつもと違う事ばかり。
俺は自分の作った仮想現実シュミレーションを使って、起きたまま夢を見ることにした。
それは幸せな夢なんだ。
なにも邪魔されない。これ以上ないくらいの心地良さを与えてくれるんだ。
「お兄ちゃん!!おかえり!!」
「うげっ…抱きつくなよ…」
「えへへ…今からマキはお兄ちゃんを離さない戦隊に入隊したのです!!!」
「そんな戦隊ねーから…」
「今日も一緒に寝てもいい?」
「へいへい…笑笑。」
たった1人の妹が俺の名前を呼んで、いつものように部屋に来てくれる。
「…コウくん。この英文どうやって訳すの?」
「あ〜…『who』の後ろに『are different』があるでしょ?関係代名詞だから『they who are different』がS…つまり主語になるんだよ。だからその後ろの部分が主語になって…」
「なるほど…やっぱコウくんって俺なんかとは違って頭いいよな…ありがとう!!」
「九十九高の中で上位の方のユウマが言う…?笑」
血は繋がってないとは言えど、たった1人の兄ちゃんの背中を追いかけていく日々。
「ユウマくん、今日は久しぶりに泊まっていきなよ!!」
「え?いやいや…俺もう高校生だし…」
「そんな事気にしないくていいのよ?私たちとユウマくんの仲なんだし笑。」
「じゃあ…お言葉に甘えますっす…」
多忙です
469
#難病
俺クロ大ファン
1,271
#ご本人様には関係❌
雪風薺
2
俺なんかのことをちゃんと対等に扱ってくれる幼なじみのお母さん。
「母さん〜。ケーキ出来たよ。何か手伝うこと他にある?」
「ううん大丈夫よ。ありがとう。手伝ってくれて。というか毎年思うけど…ユウマってナッペとかパテシエ級だよね。ほんとに凄すぎるわ…。」
「そりゃうちに回転台あるからだろ?それに、やっぱ姉貴の誕生日だから気合い入っちまってさ笑。」
「気合いだけじゃどうにもならない才能じゃない…?」
生まれた時からずっと暖かく優しい母さんの手のひら。
その他にも…色んな人が出てくる。みんな
優しくて、温かい言葉をかけてくれる。
そして、俺は普通で…周りに後ろ指を指されることも、呪いという存在も汚ぇ血を吐くこともない。普通が当たり前にあることに時々感謝しながら生涯を終えていく。
悪霊とかバケモノとかそういう概念が存在しなかったら俺はどれだけ救われたんだろう。
それが全てだった。
…俺の望みはそれだけだった。
だけど…
急に空が暗くなり、辺りは寒くなっていく。波の音が鼓膜を揺さぶり、脳へ伝わる。
俺は何かを迎えるように、待ち合わせ中の暇を持て余した時のように浜辺を歩き始めた。靴紐が何度も切れて履きなれ過ぎてしまったスニーカーに冷たい海水が染み込む。
夢というのは都合がよく、俺が願えば目の前に望みが現れる。そう気づいたのはついさっきだ。悪夢は誰かが飲み込んでくれる。
ほら。
大好きなあの子も来てくれた。
「久しぶりだな。ハカ。」
「お前…誰だ…。なんで私の名前を…」
「誰って…そりゃそうか…笑。覚えてる訳…ねーもんな…」
「さっきから寒気が止まらない…お前…憑影か…?」
「違う。…お前の幼馴染。今日で出会って10年くらいの腐れ縁だ。…その十字架の髪飾りも、俺が7歳の時にプレゼントしたんすよ。」
「関係ない…私の敵なら…脳を食らうだけ…。そう習った…リンネ様に…。だから私は…お前を殺す…。」
「…そっか。」
「異能力!!! 縺ョ繧阪>縺ソ縺?」
俺はその時、自分の無力さを纏い燃料として精一杯の異能力を出力する。
手のひらから放たれた炎は熱くて…だけど中心は氷点下だった。
「ごめんな。ハカ。」
そう呟くとハカの呻き声がどんどん大きくなる。柔らかくて優しかったはずの声は鋭い金切り声と変わってしまった。
「う…っ…あああああああああああ!!!!!
やめて…これは…わたしの…きお…くじゃ……っ…」
炎のゆらめきと火の粉がこちらを照らす。2人の頭の中がスクリーンとなり、甚だしい虚像が映る。
「2人はどっちがいい?」
「同じのがいい…」
「よる…おばけこわい…。」
「十字架がハカを守ってくれるんだ。」
「好きかも。花火…」
「う、うん…」
「名前呼べない…恥ずかしくて…」
「じゃあ…ボケナスとか?」
「やっぱり…違う呼び方の方が…」
「学校で話しかけちゃダメって言っただろ。」
「いないし。好きな人なんて…。…あんたは?」
「言う権利ねーっす。」
「聞いてない…。」
「ですよねー。」
「権利あるし…1回くらい勇気出せ。」
「こんな俺でよければ…俺と付き合ってくれませんか?」
「ちょ!!ボケナス…!!泣くの早いって!!」
「だって…マジでハカのウエディングドレス綺麗すぎてさ…泣かないの無理ゲーだろ…。」
「ユウマ、今…!!」
「よし…あ!!動いた…。初めて俺が触ってる時に…動いてくれた…。」
「泣くなんてそんな大袈裟な…笑笑。」
「パパだぞ〜。会えるの楽しみに待ってるな〜?」
「おかえり!!パパ!!」
「ただいま〜。今日は保育園で何したんだ?」
「今日ね!!お絵描きしたの!!上手にかけたからパパにあげる!!」
「え!?ガチ…!?また家宝が増えて…」
全部全部描いた。どれほど有名な画家でも追いつけない程の繊細な思い出たちと、これから来て欲しかった少しの未来を咒気という名前の色が変幻自在の絵の具で。
…どれも「絵に描いた餅」というのだろうか。過去のことは過去のことで、未来が予想通りになることなんて絶対にない。この自主制作映画はいずれエンドロールを迎えてしまうし、俺的待望の次回作はあらすじすら考えてない。
だけど…現実に現れて欲しいことに変わりはない。本当だったら描きたかった。君があの時…連れ去られてなくて、去年も今年も…何十年先も一緒に過ごせることができてたら。
悪霊なんてものがただの妄想であって欲しかった。実在なんてして欲しくなかった。この世の人がみんな…愚物に殺されるんじゃなくて、寿命が来て家族に見守られながらゆっくり死んでいく。そんな未来が来たらどれだけ平和になるんだろって。
何度も何度もそう思った。
こんな幸せなこと…親父みたいに国を変えた人でもなんでもない俺なんかが望んでること自体おかしいんだって…俺が1番わかってるし、割り切って冷静に考え続けてるけどさ。
それでも…思っちゃうものは思っちゃうんだよ。
さっき見ていた素晴らしい夢も、懐かしい気持ちになることだけが目的で見てた訳じゃない。
悲しくて冷たい潮風がこっちに向かってくる。慣れないことをする自分の両腕の痛みと体のだるさが、絵の具を切らしてしまったことを訴えた。
その腕の片方を頭を抱え苦しんでるハカの背中に伸ばし、自分の方に引き寄せる。
「大好きだよ。ハカ。」
「え…?」
「今まで…言えてなくてごめんな。…隠してて…ほんとごめん…。ありがとうも…言えなくて…ごめん。」
「おれは…ハカに…ずっと救わながら…生きたんだよ…。しろくじ…中…ハカのこと考えてた。」
「おま…え…は…いった…い…」
「いままで…ありがとう…。」
「…あいして…まし…た。」
その言葉を言い終えた時、君の柔らかくて暖かい唇に初めて触れることができた。
俺ではない誰かのしずくが、俺の頬に落ちる。
その涙は何の涙だったのかのアンサーを俺が解く日は来ないだろう。だけど1粒1粒落ちていく度、強い酸性雨が何かを溶かしていくように、じわじわと現実の感覚が戻る。
その夢から醒めた時…俺の余っている腕は、ハカの頭を撫で…細くて固い枝分かれした囮影牢が脳を貫通していた。俺も同じだった。
そこには痛みも苦しさも感じなかった。
触れていた唇が冷たくなり、ただ君”だったもの”が俺の胸の中に存在していた。
自分の中から何かが離れて、無酸素で冷たい眠りの世界へ堕ちていく。
重力に従い、海へ引かれる雨のように。
いずれ蒸発して繰り返していく…それを待っているただの水となる日まで。
今までの行いに悔いはないと思う。
…いや、それは違うな。1つだけどうしても後悔が残ってしまった。
プログラムされた偽物だといえど…君を…好きな人を手にかけてしまったこと。それだけがただただ悔しい。
だから…次は間違えたくない。
神様は誰にでも優しく平等じゃないことに怒りを覚え、今まで神様は俺の真上にだけいないんだろって思ってた。だけど…今更信じてみようと思う。悪霊というものが存在して、その濁流に溺れ不幸な人生を歩んできた。それが試練なのだとしたら、こう願おう。
その次はもうないと覚悟します。
地獄へ落としてもらって構いません。例え暗闇の中へ放り込まれても一言も文句は言いません。
呪いも…悪霊に何体も憑かれるのも絶対耐えます。その状態から強い悪霊を増やしてもっす。
なので…お願いします。
もう一度…手を伸ばしたいっす。
俺として…生まれ変わらせてください。
次は君の手を離さないから______
もう二度と人が目の前で死ぬのは見たくねぇから_____
そう願うと目の前は一気に真っ青になり、この人生は跡形もなく海の中で泡と化して消えた。
でも…最期まで残った聴覚が水圧で潰されて消える直前、そのほんの一瞬だけ誰かの産声が聞こえた気がする。
すきなこがいたんだ。
やさしくて…かわいくて、おれのそばにいてくれた。
だけど、その子の行方はわからなくてね
俺は、どうすればいいのか分かんなかったんだ。
もう一度、君に会いたくて
想いを伝えたかったんだ。
「ユウマくん。
今日からハカのこと宜しくね。」
「は、離れろ…おれから…」
「おれののろいを…軽くするために…?」
『おさなじみ』
俺の”気持ち”だけ…あの日の苦しみが薄い膜となり普段の日常にまとわりついている。俺にもいずれ賑やかで鮮やかな青春も、美しさも味わうこととなるんだろう。だけどその汚れに…世界というキャンバスに白を塗り、必死に隠していく。
そんな無駄で哲学的なことを考える。我に返ったらもう既にバスは家の近くのバス停に着いていた。
いつも通り教科書と呪いで重いリュックを担ぎ直し、バスから降りる。
いつもの部屋へ3人で行く。
いつも触ってる機械を触る。
今日もいつも通りなことばかり。
「あれ…?」
「…ユウマ?どうかした?」
「あ。ごめん、何でもない。」
一瞬だけ聞こえた誰かの言葉に、また耳を傾けてしまった。最近よくあるんだよな。どうせ悪霊の仕業なんだからほっときゃいいのに。
『本当は世界一幸運なお前へ』
『まぁプレッシャーを与えるつもりはないんすけど…取り敢えずこれは言わせてくれ。』
『次はもうないからな。』
『9回目を失敗した世界一不幸な俺より』
読んでくださりありがとうございました!!
あまりにも分かりづらい話すぎて解説が長くなってしまいました!!なので次の話に載せます!!よければそちらも読んでくださると嬉しいです!!
コメント
1件
うわ…これ、めっちゃ重い話だったね…🥀 ユウマが作り出した偽りの幸せな夢、そこに現れたハカを「消さなきゃ」って選択するところがもう切なすぎた。最後の「9回目を失敗した俺より」ってタイトル回収、ゾッとしたよ…。ずっとこのループを繰り返してきたんだね。 でも、どんなに歪でも「もう一度会いたい」って願う気持ちは本物だと思った🌙