何をしていても落ち着かない、ポポはそんな挙動不審の私をおかしな人と付き合ってられないわとばかりに、ベッドで丸くなっている
私は長い時間をかけて、ゆっくりお風呂に入り、ムダ毛の処理もバッチリした
良い匂いがする、ボディローションを足に刷り込み、おろしたてのジェラード・ピケのシルクのパジャマを着る
でも彼と会っても何を話したらいいのかわからなかったし、夕べの自分の行動も、どこまで彼に説明できるか自信がなかった
ただ・・・快感にセクシーに顔をゆがめる彼・・・
私が怯えて逃げ出すまで、あの彼の部屋で暗がりで私が彼にしていたことすべてが、刺激的で何度も思い返していた
私はこの手で・・・この口でゆっくりと優しく、彼を自分の好きにしたとても楽しかった、思い出すだけで下腹部が温かくなる
少し頭を冷やした方が良いのかもしれない、私は冷蔵庫からグラスにワインを少し注いだ
その時lineメッセージの通知音がけたたましく鳴った
あまりにも驚きすぎて、私はグラスのワインを落としそうになったがなんとか持ちこたえた
こんばんはのスタンプと共に待ちに待った柚彦君からのメッセージだ
キンコン♪「今 帰ってきたよ
メッセージが目に入った途端一気に心臓が早くなる
「お帰りなさい、お疲れ様」
緊張しすぎて返事を打つ指が震える彼は今夜会ってくれるかしら
ドキドキしながら私は彼からの返事を待った
キンコン♪「今夜もリハビリする?」
やっぱり私はグラスを落とした
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