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「さん…て…おにー」
「ん?」
「兄さん起きて!!」
目を覚ましたら僕の家の隣に住んでいる兄弟が目の前に居座っていた。
「兄さん、今日学校じゃないの?」
「がっ…ふぇ?」
朝8:16分。電車で30分…遅刻だ…朝御飯を食べている時間はない。
「完全に遅刻だぁ…」
「さっきから起こしてたのに…後ゆづさんから電話も着てた」
「え?まじ?」
俺は急いで朝の準備をして学校に行った。でもどっちにしろ遅刻確定なんだろうけどさ…。それに学校だとやけにダル絡みしてくる後輩もいるし…はぁ。
「あ、雪兎さん。おはようー。」
「ゆづさんおはよう。」
同級生の天宮ゆづるさん、いつもは一緒に居る事が多い。そんな僕達にいっつもちょっかいを掛けてくる後輩が居る…。
「あ、こんにちはぁ。寝取りに来ました!!」
この人は黒田さん。いつも僕達にちょっかい掛けてくる1人。でももう1人居ないな…休みなのかな?いつもなら一緒に来るのに。てか寝取るな。
「あれ、美鶴さんは?」
「ん?後から来るよ」
「呼んだ?」
呼んでないから帰ってくれ二人とも、頼むから。
「今呼んでないから帰れって言った人誰かなぁ? 」
「なんで分かるんだよ!」
この人は美鶴さん、黒田さんと良くダル絡みしてくる人の1人。でも漫画とかだと影ながら応援するタイプのやつ何だよな…。こいつら
「2人とも朝からイチャコラしやがって。残されたうち達の身になってみなよ」
「無理」
「泣いた」
家にて」
「朝はありがとうね。」
「いえいえ~、自分も昔良く雪兔にぃさんに、朝起こされてたので」
「俊くんはほんと礼儀が良いわね」
「僕は?」
「真冬君もいっつも雪兔に可愛がられて良いわねぇ」
「エヘヘ///」
「そう言えばクッキー焼いたけど食べる?」
「食べます!!」
学校にて」
「ちょ、黒田さん!? 」
「大丈夫大丈夫!取ったりしないから。」
取る気まんまんじゃん…この展開はあれかな…ここで僕がカッコ良く飛び出したら収まる的なあれかな…やってみるか
「まちたまえ!!…ってあれ?」
「ごめん、前降り長かったからまた今度絡むw」
…
「今の絶対ハズイやん…それに!そこの美鶴さん!!影もなくこっそり来て写真撮らないで!」
「写真じゃなくて動画ですよ?」
「どっちでも良いわ!!」
はぁ…朝からひどい目に遭った…でも少しだけ、こんな生活も悪くないと思っている。賑やかな人たちと一緒に居られるのなんて…大人になったら少なくなるだろうし…楽しむなら今がいいよね!!
「あ、雪兔さん、今度ここのクレープ食べに行かない?」
「え?!行きたい!!」
「じゃあ来週行こ?今週は私忙しいし」
「わかった!!楽しみにしてる」
.🐰….🐻.
「ねぇねぇ、美鶴。あの二人昨日より距離近くない?」
「接着剤でも付いてんじゃない?」
「なるほどね」
「それに見てよこれ。」
「なにそれ?」
「雪兔先輩の惚気垢」
「え…美鶴さ…もしかして天才って呼ばれたりする?」
「気づいちゃった?」
そこの二人の会話が耳に入って仕方ない…てか惚気垢なんて教えたっけ…特定とかされてんの怖すぎひんか?
まぁ別に良いけど…悪用とかしなければ。
「やっと授業終わった~!!やっとご飯食える。」
「あ、雪兔さんじゃん、もし良かったら食堂行く?」
「あれ?美鶴さんじゃんどしたの」
「たまには一緒にどうかと 」
食堂」
「珍しいね。君から声かけるの…何かあったん?」
「欲求不満だから無理にでも男つれて来ようと思って」
「帰って良いかな?」
てか美鶴さん彼氏さんいるのに…こんなこと言って大丈夫なのかな。バレなきゃ良い見たいな?
「そんな冗談ですよ。ほんとにやったら僕の命無くなります」
「さらっと怖いこと言うね」
「二人ともお泊まりとかしないんですか?」
「ん…!グヘ。な、なに!!」
「嫌なんか…しないのかなって…これも1つの青春みたいで良いじゃないですか。」
確かにお泊まりはしてみたいけど…ゆづさんとその家族が良いって言うのかな…ゆづさんはすぐに「うん、良いよ!」って言いそうだけど、一番は家族よね…。
「あ、2人ともなに話してんの」
「ゆづさんと腹黒だ、どうしたの」
「おいそこの汚ねぇ鶴、エビフライ投げるぞ」
「ごめんやん」
「アハハ…所でさ、何の話してたの?」
「ん、いや?なんでも無いっすけど?」
「雪兔さん、言ってみたらどうです?」
いきなりすぎるし…今のこの状況きついような気がする…食堂だし。小さめで言えば行けるかな…
「あの…ゆづさん。」
「ん?」
「もし良かったら…今度…」
「うん」
「いや…えっと…今度一緒に…」
「泊まりませんか?」
「良いよ!!じゃあ家帰ったら聞いてみる!」
「え?あ…」
🐱🐤「👍️」
成功したで…良いのかな…満面の笑みでこちらを見てる2人もいるし…仕方ないか…
また楽しみが増えたな。