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ティア19歳 「ティアさんは最近幻聴に苦しんでいるようですから、精神障がい者施設で治療しませんか?施設内では仕事もあって社会に出るための訓練と賃金をもらうこともできるんですよ」ティアがもうすぐ20歳になるので、ティアの両親は児童精神科医の先生にティアのことを相談したら、そう言われました。「ぼくの妻が精神科医としてその施設で働いているのです、ぼくは良くティアさんのことを話していました、とても楽しいお話を日記に書いてくれる子だって、ティアさんのことは良く妻に頼んでおきます」先生は続けて言った。「そうなのですね、娘をよろしくお願いします。」ティアの両親はもうティアを家で世話するのは限界でした。幻聴がひどいことをそれでも行動で紛らわそうとティアの最近の行動は壁に手をぶつけ続けたり、物に当たったりして荒れていたのです。昔は自由奔放な行動でしかなかったのに。
「ティアさんご家族と離れるのは不安だろうけど、施設で暮らしてみようね」ティアには選択の余地はありませんでした。行動による心の力で楽しいことしかできないティアは、このままでは死んでしまいます。幻聴さえ聞こえなければなんとかなるかも知れないと思いました。「はい……」ティアはこうして20歳になった時精神障がい者施設へ行くことが決まったのです。
ティアの過去編終わり。