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それは何気ないいつも通りの日のはずやった
違かったのは,朝下駄箱を開けると手紙が入っていた事
なんてベタな,と思いながら開けると「放課後,高等部の屋上で待ってます」という内容が書いてあった
いや,ほんまにベタやんなんて思いながら放課後までなんとなくの気持ちで授業を受けた
普段ならここでカゲ兄達と帰ってるはずだったのに,なんて悪態付きながら高等部の屋上の扉を開けた
しかし最悪なことに誰も居らんかった
『はぁ!?誰もおらんやん!
呼び出しといて居らんとかふざけとるんか
嫌がらせか?ったく,最悪』
そう愚痴りながら帰ろうと扉の方を向くと扉が開いた
ヘルメットを被った人が驚いたように僕を見ていた
『ぅえっ』
聞かれとった!?うわ,はず!
『えっと…ご用件は?』
見るからに先輩やな…
??「えーと…俺と付き合ってください…?」
うーん,これ嘘告白ってやつかな?
目が合わんし挙動がおかしい
それに告白なら相手待たせんやろ
『嘘の告白して楽しいん?罰ゲーム?
初対面やろ?僕ら』
思わず僕はそう聞いた
目の前の先輩は驚いたように僕を見た
はぁ…こんなんに時間取られたなんて…
『はぁーあ,カゲ兄達と帰りたかったのに
いや,今ならまだ間に合うかも!はよ行かな!
じゃ先輩2度と会わないと思うのでさよなら〜!』
僕は屋上の柵にトンッと軽い音を立てて乗っかる
こっちのが早い
??「は?危ないから降り…」
『それではさよーなら〜!!』
他の体は無重力に落ちていく
んふふ,あの先輩の慌てる顔面白いや!
『そろそろか』
僕は校舎の壁を蹴って回転し,スチャッと着地する
屋上を見るとあんぐりと口を開けた先輩がいた
僕は笑顔を向けながら手を振り,急いで走って帰路についた
なんとかカゲ兄達と合流できました!まる!