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え、、、?
「先輩、?」
自販機の影から出てきた先輩。
何してるの、?
彼女は、、?
なんでそこにいるの、、、?
聞きたいことが山ほどある、。
「蛍、何してるの?
その人は誰?」
え、?
「先輩の方が何してるんですか、?
彼女さんは、?」
「なんで手繋いでんの?
浮気?」
は、?
浮気、?
なんのこと?
確かに手繋いでんのは変だけど、
そもそも先輩には彼女いるし、
なんで怒ってるの?
むかつく、!
「浮気って、なんですか、?
先輩、彼女いますよね、!
俺ら付き合ってましたっけ?
好き好き言うだけで、何も無かったですよね、
なのに、急に彼女できたとか言って、、
今度は浮気とかなんなんですか、
勘違いだけさせといて、よく言えますね、!」
やばい、泣いちゃう、。
俺、やっぱり、先輩のこと、
でも
もう大っ嫌い。
「蛍くん、帰ろう。
周りに人が集まってきてるよ、。」
ほんとだ、。
人通り多いし、。
早く帰ろう。
「待って、!」
引き止めないでください、先輩。
もう関わりたくない。
そのまま俺は家に帰った。
枸くんが家まで送ってくれたし、
俺が落ち着くまで一緒にいてくれた。
枸くんが帰ったあとも先輩からの電話が
鳴り止まなかった。
電話が来る度泣きそうになる。
「今更何ですか、。」
今日は携帯の電源を切って
寝ようと思う。
朝になってしまった、
泣きまくって目がパンパン。
先輩にも会いたくないし、
枸くんにも会いたくない、。
でも、単位やばいしなぁ、、。
行かないと、。
今日は空気になろう。
家から1歩出るだけで既に足が重い。
「蛍ちゃん、おはよう、。」
は、っ、?!
先輩、。
「な、な、何してるんですか、。」
「謝りに来た。」
謝るって、。
大っ嫌いな先輩でも
落ち込んでいる顔を見ると
反省してるのかなって、。
許したくなる。
「昨日は本当にごめんなさい。」
「俺、本当はあの子と付き合ってない。
蛍ちゃんをびっくりさせて
からかったり、少し嫉妬してくれたらなって。」
先輩に、彼女いない、?
「俺が勝手にしたことなのに、
蛍ちゃんの友達にキレたり、
蛍ちゃんにもキレてごめんね。
感情的になってしまって、。」
先輩の方が泣きそうにならないでよ、。
「蛍、信じらんないかもしれないけど、」
「これが一番言いたかったことだよ、。
へへへ、、。」
全然上手く笑えてないよ、先輩。
先輩だったら許してしまえそうな自分がいて。
元のヘラヘラしてる先輩が見たい自分もいて。
そんな自分も大っ嫌い。
「じゃあね、。」
ほんとにそれだけの為に来たんだ、。
先輩らしくないな。
でも、もう、
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コメント
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あぁもう天使神。