私は晶人さんと式を挙げた。
まりえさん達も。両親も。
雰囲気が違う高野家の両親…
え?…お母さん違う人?…
「咲~笑っ」
「お兄さん笑っ」
「高野さん咲を宜しくお願いします。」
「笑っ自慢の嫁だ」
友人達も来てくれた。
「弟の良介さんは?」
「今来るだろ」
時間がございませんので。
写真を撮ります。
白無垢姿の私、晶人さんが赤ら顔で照れてた。
お人形さん観たいだって言われた。
お色直しなおしは二回もした。白のドレス、薄紫色のハートのついたドレスを着た。
凄い豪華よね。
会社の人達が
社長、
何する~!
おみこしやるって!
社長を上げた。
寄せって!
「大きいよな?…」
嫁さんだ~笑っ
お人形だなぁ。
そろそろお開きに近くなってきた。
間近で高野さんの御両親に挨拶に行った私
ぎこちない挨拶された…
本当の御両親じゃなかった…
両親を変えた?…不思議に思いつつ、
新居に住まい、晶人さんにお父さんとお母さん…
「悪かった…あれが実の親だよ…」
「何でよ?…」
「偽りの親をしたてて?…私達…幸せになれるの?…」
生理が止まってた私…
この人に言うのが怖かった…
社長~!!
〃奥さま大変ですよ!社長が倒れた~!〃
〃病院はどこなの?〃
…兄を呼んだ私何も考えられなかった。
〃子供がいるかも知れないお腹…
でも産みたい…〃
「高野社長~!!…」
「水城さん…」
「新田さん…」
「奥さま、傍に言って頂けます?…」
咲…
手を繋がれた…
ごめんよ…癌が進行してた。
先生から話された進行4です…時間の問題ですが…
え?…
晶人さん…私子供が出来た…
え?…咲、俺の子供…
涙流してた。
兄さん~!!
弟の良介さんが
顔を見せた…
良介?…会社頼むよ?…咲も子供がいるって…
ゲホゲホ…
血を吐いた…
眼鏡を外した良介さんの顔
晶人さんとそっくりだった…
水城さん…咲に迷惑かけてすみませんでした…
何故治療しなかった…
咲に嘘ついた罰だって…
眼を瞑った…
私は手を握ってた。
晶人さん…
脈が…
止まった…
晶人さん~!!
新田さん?…
奥さまに遺言状があります。
そんな事より…
落ち着いてください!…
社長は戻りませんよ…
未だ1ヶ月も立ってなかった…
初めてきたマンションで私達は結ばれた…
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