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「ツカサさま」
「…ん…?」
「…僕に、お仕置してください」
「……酔ってるな?」
「酔ってないです」
飲み会(半ば強制参加)終わりの夜、ベッドの上でされたのは、かわいいかわいい彼女からのお誘いである。かわいいのである。内容を除けばの話だが。
「まえ、見たんです」
「……何で?」
「…本で」
「…なるほど」
どんな本を読んでいたんだコイツは。そんなものに触れさせるつもりはなかったが、対策が足りていなかったらしい。出処がわからなければ対策のしようがない。酔って口が軽くなっている間に聞き出してやろうと思ったのも束の間、ルイは寝巻きを脱ぎ始める。
「いや、待て、ルイ」
「抱いてくれないんですか」
「……………」
「抱く」
言ってしまった。いや、抱きたいのは事実だが…この流れでベッドになだれ込むのはなんというか…
「はやく…」
「…そんな誘い方どこで覚えてきた」
「秘密です」
寝巻きの下から可愛らしい下着が顔を出して、思わずごくりと喉を鳴らす。普段控えめなルイは、酔っているときに大胆な言動をしてしまう。本当に心臓に悪い。
「……お仕置って、どうすればいいんだ」
「辱めてください」
「そういう性癖はないぞ」
よくわからないが、抱くと言ったからには”お仕置”をするべきなのだろうか。
「……オレは甘やかす方が好きなんだが」
本音としては、無理やりに快感でわからせるよりも、どろどろに蕩かして甘やかして、脳内までオレで満たしてやりたい。…そうした方が、オレで染まってくれるだろう。
「ん、ん…」
四つん這いになってこちらを振り返るルイの上に覆いかぶさって、細い腹を手のひら全体で優しく撫でる。どんどんと手を下の方に移動しながら愛撫すれば、ルイの声音はとろとろと蕩けていく。
「久しぶりだもんな」
「…したかった、です」
「…そうか」
いつもより素直でかわいい。首元に何度もキスを落として、耳元にかわいい、すき、と何度も囁く。そうすればすぐに下着の色が変わり始めて、吐息が浅くなる。
「おしおき、じゃなぃ…」
「うん?」
「もっと、乱暴にして、いいです…から…」
そうは言われても、である。いつものような愛撫が一番得意だし、程度がわからない。
「甘やかされるのが一番好きだろ」
「すき、だけどッ…あ、ぁッ…!」
陰部に張り付いている下着の上からくちゅくちゅとクリを撫でて、優しくいじめる。ひくひくと下の口が疼き始めているのがわかって、思わず口角がつり上がった。
「気持ちいいな」
「っ、くり、すきぃ…っ」
たまらない。本当に愛おしい子だ。最初は年下をぐちゃぐちゃにする背徳感がたまらなかったが、今はそれ以上に、ルイへの愛おしさと本人の色気、そして性欲が垣間見える瞬間で背筋がぞくぞくと震える。
「なか、ほしい、です…指でぐちゅぐちゅして…っ…」
「…はっ…エロ…」
ルイは潤んだ瞳でこちらを見上げて、小さな尻を揺らめかせる。随分と煽るのが上手になったものだ。こんなはしたない子に育てた覚えはないが、確実にオレのせいだろう。こんなルイはオレしか知らない。
「ぁう、んん…」
ずり、と愛液を吸って重くなった下着をずらして、びっしょりと濡れてぬるぬるになった中に指を差し込む。
「…すごいな、こんなにぐしょぐしょにして」
「だって、きもちぃ…ん…」
丁寧に中を広げて、ルイのきもちいいところを指の腹でくるくると優しく撫でる。そうすればとろとろと愛液が溢れ出して、子猫のように高く甘ったるい声が断続的に漏れ出る。
「う、ぅ…きもちぃ…そこ、したら、でちゃう…」
「しお?」
「ん…あ、きちゃう、やら…」
舌足らずにそう訴える姿も愛おしくて仕方がない。初めて抱いたときは中であまり感じないほど快感に淡白だったのに、今ではこれだ。
「…じゃあ、これくらいにするか」
「ぁ、え」
ぬぽ、と愛液を纏い糸を引く指を中から抜き取って、こちらを見上げるルイと視線を合わせる。
「いきたい?」
「ん…」
こくりと頷いたルイは視線をベッド横の引き出しにやって、はやくいれろ、と急かしてくる。
「…変態ってやつだな」
「ツカサさまのせいです」
そうだなあ、なんて笑いながら引き出しへ手を伸ばして、避妊具を取り出す。その間に仰向けになったルイは、避妊具を付けるオレを見上げながら大人しく待っている。
「バックよりも正常位がいい?」
「…どっちもきもちい、けど……」
「…気分?」
「ん…」
こく、と頷いたルイは自身の脚を掴んで、そっと左右に開く。それを見て硬直したオレを見ると、ルイは視線を逸らして恥ずかしそうに囁いた。
「こういうの、すき、ですよね」
「………はぁ…」
エロい。甘いものをたくさん食べさせたおかげで僅かに肉付きが良くなった脚が愛おしくて、その間でひくひくと震える綺麗な色の性器もたまらなくて、思わず大きなため息が漏れる。
「お仕置、して欲しいんだったな」
「あ、あぁん…ッ…!」
我慢の限界が来たので思い切り、ずん、と腰を掴んで奥までハメると、ルイはすぐに絶頂した。おそらく、潮を吹いたのだろう。下着で少し隠れている性器から、愛液が吹き出した。
「あ、あ、あッ、あぁ〜ッ…いってるッ…」
「まだいけるだろ」
わざと気持ちいいところをたくさん擦れる角度でハメたので、きっとルイは痛いくらいに気持ちよくなっている。少し辛いだろうけど、これは”お仕置”なのでしばらくはやめてやらない。
「クリ好きだもんな」
「ゃ、だめ、どっちもしたらまたッ…!」
親指の腹を下着の上からクリに添えて、ずりずりと擦ってやる。そうすれば開いた脚がガクガクと震えて、オレの手を止めようとするルイの手が伸びてくる。快感で指先までも震えているのがかわいい。その手を掴むと、ルイの胸元に持っていった。
「自分で触ってみろ」
「むり、だめっ…!触ったらいっちゃうッ…!」
3点責めをして、オレにお仕置をさせたことを後悔させてやろうと思っていたが、あまりにもかわいすぎる。いつも以上にとろけて唇の端から唾液を溢すのも、無理だと言いながら気持ちよくなりたくて乳首をすりすりと擦ってしまうのも、全部がかわいい。
「かわいい、ルイ…」
「あ゛ッ………!!うぅ〜ッ゛…!!」
ぐり、とさらに奥へ突き入れれば、ルイは再び潮を吹いた。はふはふと忙しない息をしているルイは涙と唾液でぐしゃぐしゃになった顔を歪めて、ビクッ、ビクン、と身体を痙攣させている。自身も達したので一度律動を止めると、汗で髪が張り付いた頭をそっと撫でる。
「…お仕置、気持ちよかったか?」
「…も、だめ…」
「ん…、そうか」
ルイの赤い頬を伝う涙を指先で拭って、未だ硬度を保っている性器をゆっくりと抜き取る。感じないように優しく抜いたつもりだったが、敏感な身体には刺激が強すぎたらしく再び絶頂した。
「っ、は、ぁ…」
「…気持ちよかった、ですか」
「ああ…、なんというか、かなり…興奮した」
「それなら…よかった、です」
眠くなってきたのか、喋っている最中もルイの瞳が何度か閉じかける。だが、一回では満足できなかった。
「…ルイ、もう一回いけるか」
「んん…」
「ねちゃう、かも」
そう呟きながら、とろりと蕩けたルイの瞳がこちらを見上げて、ベッドに沈む。
「…なめますか」
「挿れたい」
「…立てるか?」
「たって、するんですか」
「…悪いな」
新しい避妊具をつけてルイの手を引くと、腰を腕で引き寄せて、ずぷ、と挿入した。
「あ…ふか…ぁっ…」
「深いところまで入るな」
ルイの身体をそばの机に押し付けて、後ろから何度も突き上げる。すぐにバランスを崩しそうになったルイの手を机につかせると、再び律動を再開する。
「おく、いっちゃ、うぅ…」
「奥、好きか?」
「すきぃ…あ、ん…」
「オレは?」
「だぃすき…、ん、う゛…ッ…!!」
耳元でそう囁くと、ルイは期待以上の返しをしてくれる。ぐちゃぐちゃになってから素直になるのはいつも通りだが、こんなにも素直であまあまなルイになられると興奮してしまう。愛おしさに任せて中を突き上げると、ルイはびく、と腰を跳ねさせてイった。
「…かわいい、えらい」
「さすがオレのルイだな」
「いってぅ、のにぃ…ッ…、あ、ぁ…」
とにかく愛おしくて、欲望が抑えきれない。立っていられなくなってきたルイの腰が落ちてきて、さらに奥へ入っていく。その度にいく…と小さな悲鳴をあげて、何度もオレの腕の中で絶頂した。
「締まる…気持ちいい?」
「ずっと、いって…っ、ん、う…ぅ゛…」
「きつ…、出る、っ…」
腰を思い切り揺さぶって抽挿のスピードを早めていき、オレにぎゅっと吸い付く中で果てた。
「ぁ、ゃ…、ん゛ッ…!」
びく、びく、と震えるルイをグッと抱きしめて、肩に柔く噛み付く。奥にトントンと打ち付けてから、ゆっくり抜き取った。
「…は、ぁ…」
「痛くなかったか…?」
「いたい…けど…べつに…」
肩をさすりながらそう呟いたルイは、オレが腰に触れるとびくりと肩を跳ねさせ、そっとこちらの様子を伺うように視線を合わせる。
「…あの…」
「うん」
視線を彷徨わせ、ルイは言葉を詰まらせる。おそらく、酔いが覚めたのだろう。先程まで素直に甘えていたルイは、今はもじもじと黙り込んでしまっている。
「……う゛〜…」
「ゆっくりでいいぞ」
「…さわって、ほしい…です」
顔を真っ赤にして小さな声でそう懇願する声が、耳に入ってくる度に背筋がゾクゾクと震える。
「どこを?」
「………ここ…」
愛液を吸って重くなった、オレの好きな下着を下ろして、くぱ、と指で広げる。どこを触って欲しいか言うよりもこっちの方が恥ずかしい気がするが、そんなことを考える余裕もないのだろうか。けど、まだ足りない。
「どうやって触って欲しい?」
「う、ぇ……………、」
「………なか、と…なめるの…いっしょに…」
かわいい。この子もそんな欲があるんだと、改めて実感する。たまらなく愛おしくて、たまらなくかわいい。
「よく言えたな、偉いぞ」
「…ん……」
恥ずかしさからか、ルイは涙目になって視線を逸らす。綺麗な髪を指で梳いて頭を撫でると、唇にキスをした。
「ソファ、座ってくれ」
「…でも、汚しちゃう…」
「汚すくらい気持ちよくなれるって思ってくれてるんだな」
「…っ、変態…」
今後一生、オレの部屋に入れるのはルイだけなのだ。だから、いくら汚されようが関係ない。むしろ愛おしくて、毎日ここに座ってしまうかもしれない。
「…う……」
「緊張してるのか?」
「……」
あんなお願いをしてきたのに、今更緊張するのか。思わずくすりと笑ってしまった。
「…脚、開いてくれ」
おずおずと開かれた脚の間から、とろとろに熟れた割れ目が顔を出す。エロい。ここまでぐちゃぐちゃになったのは、間違いなくオレのせいだ。
「挿れるぞ」
ルイと唇を重ねながら指を挿れて、くぽくぽと中を弄る。急かすようにちゅうちゅうと中が吸い付いてくるので、ルイの好きなGスポットをくるくると円を書くように刺激しながら、何度もキスを落とす。
「あ、ぅ…は…ぁ…ぁ……」
これからくる刺激を待ちきれないのか、ルイのクリがひくりと疼き始める。ルイの頬を撫でていた手でクリに触れて、親指の腹で上下に擦る。
「ん、んん、もぅ…いっちゃう…っ…!」
「…早いな、いいぞ」
「あッ…、!」
びくん、と腰が跳ねて、ルイは絶頂する。とろりと流れ出てきた愛液を指で掬うと、筋をそっと撫でて刺激する。
「……なめて…ください…」
「おねだり上手だな」
「あ、ぁ…、、、、、!」
少し焦らしただけだが、我慢ができなかったらしい。上目遣いでおねだりされたのがたまらなくて、ヒクつくそこへかぷりとやわく噛み付く。
「ん、ん、ん、んん…ッ…!ふぅ…っ…」
「ん…」
上下に舌で擦って刺激しているうちに、ルイの脚がガクガクと震えながら閉じていく。このままオレの頭が固定されるのも悪くないが苦しくなってしまうので、内ももを撫でてゆっくりと広げていく。
「ルイ、力抜いて…声聞かせてくれ」
「んん…」
オレの声に反応して、潤んだ瞳がこちらを見下ろす。気持ちいいときの顔で見下ろされるのが久しぶりで、なんというか、下半身に響く。
「………次するとき、騎乗位してくれないか?」
「…え?」
「見下ろされたい」
「…なんですかそれ……」
ふっ、とルイが微笑んで、全身の力が抜ける。身体の緊張が解れたことに気付いたのか、ルイは顔を赤く染めた。
「また舐めていいか?」
「…ん…」
ずぷ、と指を2本差し込んで、ルイの好きなところを指の腹でくちくちと撫でる。甘い小さな啼き声が漏れ出てきて、思わずくすりと笑みが溢れた。そのまま舌を伸ばして敏感なところを何度も擦れば、ルイの身体が捩れてビクビクと跳ねた。
「ゃ、これ…っ、いっちゃ…ッ…」
「ぁ゛は、ぅッ…!!」
中がきゅう、とオレの指を締め付けて、ルイの背が反った。身体を震わせていることに気付かないふりをして刺激を続けていると、ルイが泣きそうな声で刺激を止めるように訴えてくる。
「いってる、いってるっ…!やだ、でちゃうぅ…ッ…!!やめて…ッ…」
「ん、ん」
「あ゛ッ…!!!う゛…」
じゅっ、と愛液を吸って絶頂を促すと、敏感なルイの身体は再び絶頂した。潮がびくびくと震える陰部から溢れ出て、オレの顔がルイの愛液でびしょびしょに濡れた。
「…っは、は…ぁ…、、」
「濡れた」
「………変態…っ…、」
泣きそうな顔でオレを罵倒するルイの様子が愛おしくて仕方がなくて、そっぽをむくルイの頭をそっと撫でる。拗ねてしまったようなので当分口を聞いてくれないことはわかっているが、それでも構いたくなる。
「…明日は、僕のしたいようにしますから」
「明日?」
「…ツカサさまならできるでしょう」
「そのつもりならな」
「……この絶倫が…」
真っ赤な顔で明日の約束を取り付けたルイは、床に放られていた下着をつまみ上げて、身体を隠すようにしながら立ち上がる。
「どこに行くんだ?」
「…シャワー、浴びてきます」
「…また?」
「その状態で言わないでくださいよ。あなただって僕の尿を顔面に食らったようなものでしょう」
ルイが舐めて欲しいと言ったから舐めたんだろう…なんて思ったが、潮を吹くまで乱れているルイは貴重なので良しとした。それに、ルイが性行為を許してくれる日は月に一度くらいしかない。2日連続で抱けるなんて、思ってもいなかったのである。
「…ちゃんと、洗ってくださいね」
「…一生洗いたくない」
「そうなったら同棲も婚約も受け入れませんから」
このままではフラれてしまう。ルイにとっては、オレからのプロポーズも拒否するくらい重大な問題なのだろうか。
「…わかった」
「わかってくれたならいいです」
想定していた答えが返ってきて満足したのか、ルイはスタスタと浴場へ向かう。その背中に、いつもは”知ってます”なんて、けれど自信に満ちた照れ隠しで返される言葉をかける。
「…なあ、ルイ」
「はい?」
「愛してる」
「…僕も、愛してる」
ぶわ、と耳が赤く染まっていくのが見えて、頬が綻んだ。いつもより、声音が柔らかい。ルイが滅多に出さない本音に触れられた気がして、とにかく嬉しかった。
「…明日が楽しみだな」
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